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ANSeeNがCYBERDYNE、NEDO等から総額10.8億円の資金調達し、X線カラーカメラの量産体制を構築

PR TIMES

株式会社ANSeeN
 株式会社ANSeeN(代表取締役:小池 昭史、以下当社)は、CYBERDYNEおよび同社の子会社が運営するCEJファンド、環境エネルギー投資、DRONE FUND、信金キャピタル、静岡キャピタルへの第三者割当増資を行い、合わせて商工組合中央金庫や浜松いわた信用金庫からの融資により、シリーズBラウンドにて9億円の資金調達を行いました。また、NEDOの助成対象事業者に選定され、約1.8億円の助成を受けることが決定しました。  今回の資金調達により、超高解像X線イメージセンサ及びX線カラーカメラの量産設備を導入し2021年中に量産体制を構築します。またCYBERDYNEとの資本提携を通じて、超高解像X線カラーカメラのサイバニクス* 産業での応用・事業化を推進します。


X線の色情報を活用した材料識別イメージング事例
▼ PDFダウンロード
https://prtimes.jp/a/?f=d38353-20200907-1851.pdf

X線の波長情報を用いて材料の識別を可能に
 当社のセンサはX線の波長を見分けることができるため、材料識別を実現することが可能です。従来の空港でのX線検査等で使用されている簡易的な疑似カラーとは異なり、食品と爆発物の違い等の物理的な違いを表現することができ、これにより従来では可視化が困難であった自動車や鉄道等の金属鋳造部品などの可視化を実現することが可能です。

X線の色情報を取得可能な超高解像度X線イメージセンサを搭載したX線カラーカメラ

フォトンを捉える究極のX線イメージセンサ、カメラの量産化
 当社は「Making Invisible Visible」、目に見えないものの可視化をビジョンに掲げる静岡大学発ベンチャーです。1895年にレントゲンにより発見された物体を透過する未知の光は、未知を意味する「X線」と呼ばれました。現在では、物体を破壊せずに内部を知ることができる特徴から、特に医療用途、胸部X線撮影などで身近な存在となっています。
 当社はX線の特徴を存分に引き出し、X線のフォトン1つを捉える究極のイメージングを可能とする超高解像度X線イメージセンサ、及び当該イメージセンサを搭載したX線カラーカメラを開発致しました。今回の資金調達により、当社は2021年に超高解像度X線イメージセンサ及びX線カラーカメラの量産体制を構築し、非破壊検査や歯科検査装置への搭載を目指します。

X線イメージセンサのイメージ図(独自開発のLSIによりX線フォトンの色情報を捉えれセンシングすることを可能とした)
事業化を支援するNEDO助成事業に採択
 当社では、2020年に新たに設けられた新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)による令和2年度「研究開発型ベンチャー支援事業/Product Commercialization Alliance」助成事業(以下、PCA)に採択されました。PCAは、研究開発で培った技術を活用した製品・サービスの事業化を支援する取り組みで、提案から数年後に継続的な売上が見込める企業への助成事業です。これまでに同機構の助成事業で開発してきたX線イメージセンサとその製造技術の事業化の蓋然性の高さを評価頂いた結果と考えており、PCA事業により量産技術の実用化をより確実なものとし、今後の事業をさらに加速的に進めていきます。


* サイバニクス:人・ロボット・情報系が融合複合した新しい学術領域。医療、福祉、生活、職場、生産分野において、人と情報系とロボット系を機能的に繋ぎ、物理的・情報的・生理的インタラクションを実現します。サイバニクスは、筑波大学山海嘉之教授 (CYBERDYNE代表取締役社長)が人支援を目的として創成し、『Society 5.0』を牽引するコア技術領域でもあります。


投資家からのコメント

CYBERDYNE株式会社代表取締役社長/CEO 山海嘉之 氏

 ANSeeN社が提供する超高感度・高解像X線カラーイメージセンサは、医療や工業など様々な分野での「見える化」を飛躍的に進展させるものであり、『人』+『サイバー・フィジカル空間』が融合した『サイバニクス産業』を大きく発展させるコア技術の一つとして位置付けられるものです。新たな価値が創出され、産業変革・社会変革が実現されていくことを期待しています。


DRONE FUND 創業者/代表パートナー 千葉功太郎氏(左)、共同創業者/代表パートナー 大前創希氏(右)

 ドローンは、人の目や手の届かないところにアクセスができるため、インフラ点検や農業分野、物流分野での産業利用・社会実装が進んでいますが、従来のカメラやセンサーでは「見る」ことのできないユースケースも存在します。ANSeeN独自のX線カメラにより、公共インフラ等の非破壊検査など、新たな市場にもドローンの活用が広がっていくのではないか、とその可能性に大きく期待しております。ドローンファンドは、今後もドローンのパフォーマンスの拡張に貢献しうるテクノロジー、ソリューションを支援してまいります。

本資金調達に参画する出資者・金融機関
1.CYBERDYNE
・商号   :CYBERDYNE株式会社
・所在地  :茨城県つくば市学園南二丁目2番地1

2.CEJファンド
・正式名称 :サイバニクス・エクセレンス・ジャパン1号投資事業有限責任組合
・運営会社 :CEJキャピタル株式会社(CYBERDYNE株式会社の子会社)
・所在地  :東京都渋谷区桜丘町10番11号

3.環境エネルギー投資
・正式名称 :EEI4号イノベーション&インパクト投資事業有限責任組合
・運営会社 :株式会社環境エネルギー投資
・所在地   :東京都品川区東五反田5-11-1

4.DRONE FUND
・正式名称 :千葉道場ドローン部2号投資事業有限責任組合 (略称:DRONE FUND)
・運営会社 :DRONE FUND株式会社
・所在地 :東京都渋谷区恵比寿3丁目3-6滝澤ビル 3F

5.静岡キャピタル
・正式名称 :静岡キャピタル7号投資事業有限責任組合
・運営会社 :静岡キャピタル株式会社
・所在地 :静岡市清水区草薙北2番1号

6.信金キャピタル
・正式名称 :しんきん-やらまいか投資事業有限責任組合(略称:やらまいかファンド)
・運営会社 :信金キャピタル株式会社
・所在地   :東京都中央区京橋3丁目8番1号

7.商工中金
・商号 :株式会社商工組合中央金庫
・所在地 :東京都中央区八重洲二丁目10番17号

8.浜松いわた信用金庫
・商号 :浜松磐田信用金庫(通称:浜松いわた信用金庫)
・所在地 :静岡県浜松市中区元城町114番地の8

人材募集
私達と共に歩んでいただける仲間を求めています。少しでも興味を持って頂けましたらお気軽にご連絡ください。
http://anseen.com/recruit/

株式会社ANSeeNについて


商号:  株式会社ANSeeN
代表者: 代表取締役 小池 昭史
所在地: 〒432-8011 静岡県浜松市中区城北3−5−1
設立:  2011年4月
事業内容:次世代放射線検出器の設計開発・製造販売
HP:   http://anseen.com

PDFダウンロード
https://prtimes.jp/a/?f=d38353-20200906-8984.pdf