800ANSIルーメンと明るく自宅の動画視聴環境を向上させたい人にオススメ
Android TV搭載ポータブルプロジェクター「XGIMI Halo」レビュー! 単体で動画視聴が楽しめる
2020年08月18日 12時00分更新
個人向けのプロジェクターと聞くと、スクリーンなどとあわせて視聴環境を構築するAV機器マニア向けの製品というイメージが強いが、最近ではコンパクトでポータブル機器として手軽に利用できる製品も登場している。+Styleが7月2日から発売を開始した「XGIMI Halo(ジミー ハロ)」も、本体にバッテリーを搭載し、ポータブルで利用できるプロジェクターだ。
「XGIMI Halo」は、プロジェクターとしての機能のほか、Android TVとしても動作するのがポイント。Android TVにはNetflixなどのアプリが提供されているので、ほかの映像出力機器を接続しなくても、単体で映像コンテンツの再生が可能となっている。
明るい部屋でも視聴できる800ANSIルーメン
プロジェクターとしてのスペックは、投影解像度が1920×1080ドットで、明るさは600〜800ANSIルーメン。投影方式はDLPで、投影倍率は1.2:1となっており、投射サイズは30〜300インチ以上。投影距離2mで76インチという目安だ。
一般的なモバイル・ポータブルプロジェクターは、150〜200ANSIルーメンというスペックの製品が多いため、XGIMI Haloの600〜800ANSIルーメンというのは、かなりハイスペック。この数値が明るいほうがくっきりと投射できるし、ある程度回りが明るい環境でも見やすい。
また投影解像度が1920×1080ドットとフルHDなのも◎。モバイル・ポータブルプロジェクターでは投影解像度が1280×720ドットというスペックも多く、投射サイズを大きくするとややぼやけた印象になってしまう。しかし、XGIMI Haloは明るさと解像度があいまって、ポータブルプロジェクターながら、高品質な映像が楽しめる。
実際部屋を明るくした状態で投影してみたが、十分視聴できる明るさ。筆者が個人所有している150ルーメンのモバイルプロジェクターは、部屋を真っ暗にしないとぼやけてしまうが、XGIMI Haloは無理に部屋を真っ暗にする必要もないので便利。
ちなみにプロジェクター用のスクリーンへ投影したほうがきれいには映るが、平面であれば白い壁などにそのまま投影しても問題なし。排熱に気をつけて設置方法さえ工夫すれば、天井投影といった使い方もできそうだ。
ただし本体サイズはポータブルプロジェクターとしては大きめで、およそ幅113.5×奥行き145×高さ171.5mm。重量も1.6kgもあるため、気軽に自宅から持ち運ぶというサイズではない。あくまで自宅内での移動や、クルマで出かける際に持って行くといった使い方になる。
ちなみに本体底面には三脚用のネジ穴が用意されているので、三脚にセットして利用可能。この手のプロジェクターは、アングルの調整などで三脚とセットで使ったほうが便利だか、本体重量があるのでスマートフォンなどで使う簡易的な三脚を使うのは厳しい。レンズ交換式カメラなどで使う、耐荷重をクリアしている三脚を使いたい。