こんにちは。アスキー編集部のナベコです。食べることが好きでごはんの情報を中心に発信しています。
暑くなってきましたね。夏といったら、うどん。
つるつると食べられる喉ごしが良いうどん。食欲が落ちがちな夏でもキリッと冷えたうどんなら食べ進めやすいですよね。
ところで「冷かけ」をご存じでしょうか?
讃岐うどんならではの「冷かけ」は、「かけうどん」や「ぶっかけ」に比べて、あまり聞きなじみがないかもしれません。今回はそんな「冷かけ」の魅力にフィーチャー。ぜひ暑い日に食べてみてください!
編集者モーダル小嶋がハマっている「冷かけ」
冷たいうどんときいて、みなさんはどんなメニューを思い浮かべるでしょうか?
「ぶっかけ(冷)」もしくは「ざるうどん」が多いのでは。
まさしく私も、その2つが真っ先に浮かんできていました。「冷かけ」ってそれまで食べたことがなく……。
とある日に、同じくアスキー編集部のモーダル小嶋とオンラインで話していたら、こんな話題になりました。
ナベコ「暑くて暑くて気力がわかないです(仕事もやる気が出ないです)。つるつるしたうどんを食べたら元気になりそう。家で冷凍していたうどんも切れちゃったし、うどん……食べに行こうかな」
小嶋「うどん、いいですね。冷たいうどんだったら冷かけがいいですよ」
ナベコ「冷かけ? ぶっかけじゃないんですか?」
小嶋「いや、ぶっかけとはまた違いますよ。冷たくて、おつゆが多いんですよ。丸亀製麺だと夏限定で冷かけをやっているので、最近は丸亀製麺に行くと必ず冷かけを食べているんですよ」
「ぶっかけ(冷)」とはまた違う「冷かけ」ってなに!?
しかも丸亀製麺だと夏限定ということで一層気になります。
丸亀製麺の夏限定メニュー「冷かけ」を食べてみた
「冷かけ」を食べてみないことには仕事にも手がつかないと「丸亀製麺」にやってきました。
せっかくなので小嶋も呼んだところ「え、僕も行くんですか」など言いながらも「確かにうどん食べたい」と駆けつけて来てくれましたよ。
丸亀製麺はうどんが安価で食べられる手頃な店とのイメージがある一方、実はそれぞれの店舗で職人が小麦からうどんを打って製麺するというこだわりよう。
店舗で製麺したうどんをゆでたてで提供するスタイルは、まさに製麺所そのもの。気軽に行けるのに、実はうどん作りはかなり本格的なんです。
うどんはいたってシンプル。100%国産小麦を使用。小麦粉、塩、水だけで製麺するそうです。
職人が日ごとに、季節やその日の温度に合わせて細かな調整を行なっているため、うどんの食感が常に同じではない点も心をくすぐります。
そんな丸亀製麺の「冷かけ」とはいったいどんなものなのでしょうか?
ところが、メニューをザッと見ても「冷かけ」を見つけられない……。
ナベコ「あれっ、冷かけってどこですか? メニューにないですよ」
小嶋「あ、これですよ」
(メニューを指さして)
ナベコ「かけうどんの……。冷!?」
小嶋「冷かけはかけうどんの“冷”なんですよ。冬場とか涼しい季節はないけど、夏はかけうどんの“冷”が登場するんですよ」
「冷かけ」は、丸亀製麺でいう「かけうどん」の冷!
へ~! かけうどんは温かいものだと印象ありましたが、冷たいものもあるんですね。
澄んだ冷たいおつゆがたっぷり! うどんのコシが引き立つ!
「かけうどん 冷(冷かけ)」(並)は300円(税込)。
無料トッピングのショウガとネギをのせていただきます。
透明感ある澄んだおつゆがたっぷりと入っています。見た目は「かけうどん」のようですが、器を触ってもヒヤッとするくらいおつゆが冷たいです。
おつゆはだしの風味豊かです。
おつゆとともにいただくと……。うん、冷たくてスッキリ。
温かいおつゆで食べてもコシがしっかりある丸亀製麺のうどんが、一層に表面が引き締まって、噛むと弾力でモチ、プリップリ。
優しい味のおつゆだけに、うどんそのものの小麦の風味もふんわりと感じられます。
おつゆが飲めるのもいいですね。
丸亀製麺では毎日、店舗ごとにだしを引いています。そんな丸亀製麺のだしの旨みがきいたおつゆを冷製でたっぷり味わえるのが魅力。