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Standard Cognition、小売向けAIチェックアウトシステム開発の伊ベンチャー企業を買収

PR TIMES

STANDARD COGNITION, CORP.
~ システム開発技術の更なる向上と欧州での存在感を増強へ ~

既存の小売店舗に迅速かつ簡単に導入が可能なAI(人工知能)を基盤としたレジ無しチェックアウトシステムを提供するStandard Cognition(スタンダード・コグニション、本社:カリフォルニア州サンフランシスコ、CEO:ジョーダン・フィッシャー、< https://www.standard.ai/ >、以下スタンダード)は5月19日(火)、イタリアのベンチャー企業Checkout Technologies(チェックアウト・テクノロジーズ、本社:イタリア・ミラノ、CEO:エンリコ・パンディアン、< https://checkoutfree.it/ >、以下チェックアウト )を買収したことを発表しました。


チェックアウトは、「フリクションレス(手間がかからない)体験」が可能となる小売業向けチェックアウトシステムのためのAI技術を開発している企業です。今回の買収により、スタンダードでは、システム開発に携わる技術者人材を大幅に増大できるほか、ヨーロッパでの存在感を示すことに繋がると考えています。

チェックアウトの技術を使えば、商品の置き間違い (赤) やカメラからブロックされた棚 (青) などの異常を検出可能。緑は棚が正常な状態。チェックアウトのアルゴリズムは、店舗の棚の配置を分析してリアルタイムで解析。異常があった場合は直ちに店舗スタッフに警告。
スタンダードの共同創立者でCEOのジョーダン・フィッシャー(Jordan Fisher)は、「今回の買収により、スタンダードは確固とした技術だけでなく、世界トップクラスのAI・機械学習の技術者を多く得ることができました。また、我々のヨーロッパでの存在感も増したと思います。技術力を強化できたことで、事業計画の実現が加速され、お客様により早く、新しい技術革新を提供できると確信しています」と今後の抱負を語っています。また、「ミラノは、機械学習やAIの研究開発における新たな世界の中心地です。今回の買収により、ヨーロッパにおける弊社の存在感を示すことができるうえ、ミラノで成長しているテクノロジー分野に投資できることを嬉しく思っています」と述べています。

イタリア初のネット専業スーパーであるスーパーメルカート24(Supermercato24)の創業者で、チェックアウトの創業者兼CEOでもあるエンリコ・パンディアン(Enrico Pandian)氏は、「スタンダードは、フリクションレス(手間がかからない)体験が可能となるチェックアウトシステムの業界において、先駆者的な存在として台頭しています。チェックアウトとスタンダードは、両社とも同様な小売業界における問題に取り組んでおり、多くの共通点があります。我々が一緒になることで、レジ無しチェックアウトの世界市場に大きく食い込んでいくことが
できると考えています」と話しています。

チェックアウトの最大の投資家で、イタリア最大のベンチャーキャピタルであるパリター・パートナーズ(Pariter Partners)の創業者兼パートナーのジャリ・オニベーニ(Jari Ognibeni)氏は、「この買収は、急速にヨーロッパで最も注目される拠点となりつつあるイタリアの活気あるスタートアップやディープテック(根深い課題(deep issues)を技術で解決する活動)の人材にスポットライトが当たるきっかけとなるでしょう。我々は、パンディアン氏と彼のチームに期待しており、市場が発展していく中でスタンダードがさらなる成長を遂げることを楽しみにしています」と、今後に期待を寄せています。

スタンダードは、サンフランシスコで初めてレジ無しの店舗をオープンした、レジ無しチェックアウトシステム業界において先駆的なスタートアップのひとつです。米ビジネス誌Fast Companyから「世界で最も革新的な企業50社」に選ばれており、アメリカをはじめとする世界の小売企業と提携しています。これまでに、CRV、Initialized Capital、EQT Ventures、Y Combinatorなどの著名な投資企業から8600万ドルの資金を調達しています。