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「レジェンド・オブ・ルーンテラ」は緻密な頭脳戦と、LoLの世界観に基づいたゲーム性が魅力

2020年05月20日 16時00分更新

文● 市川 ●編集 ASCII

カードゲームらしい緻密な頭脳戦とLoLの醍醐味が味わえる!

「アタック」するカードを出すと攻撃が可能。上記画像の場合、アタックする1枚に対し、「ブロック」するカードを1枚出せば攻撃と防御が可能に。だが、ブロックするカードがなければHPであるネクサスに直接攻撃できる。この場合、攻撃力2(黄色の丸)のユニット2体は、ネクサスに対して4ダメージ与えられる

 アタックトークンを所有するプレイヤーは、攻撃力と体力を有する「ユニット」と呼ばれるカードを場に出すことで「アタック(攻撃)」が可能になる。もしアタックする場合は、アタックトークン非所有のプレイヤーは場にあるユニットを使って「ブロック(防御)」できる。アタック側とブロック側が一対になればそこでバトルが展開されるのだが、もしブロックするユニットがいないと、そのままネクサスにダメージが反映されてしまう。

手札にある「ユニット」は、カードに記載されている「マナ」というコストを消費することで場に出せる。一方、「スペルマナ」は、ユニットのバフ(ステータス上昇)、相手ユニットへの攻撃、相手ユニットの破壊、ネクサスへの攻撃などが可能な「スペルカード」を出す際に必要なコストである

場に出すと新たなユニットを複数召喚したり、味方のステータスを強化するなど、スキルを付与したユニットも存在する。上記のユニット「ローラン家の寵児」は、アタック時に相手のユニットをブロックとして指定できる「チャレンジャー」というスキルを持つ

 ネクサスを守るユニットを一掃するなど、相手に大きな隙を与えた瞬間に勝機が生まれる。それを実現すべく、場にいるユニットの持ち味をどう発揮させようか、自らの戦略的思考を研ぎ澄ます必要があるのだ。

味方のカードの攻撃力・防御力を強化する、場にあるユニットやネクサスにダメージを与えるなど、サポート的役割を持つ「スペルカード」。スペルカードをタイミングよく発動することが勝敗の決め手となるだろう

 プレイヤーの戦略的思考を高めるもう1つのカードは、ユニットの強化や試合を有利にする「スペルカード」だ。ユニットのステータス強化(バフ)や相手ユニットへの攻撃、ネクサスへの攻撃など、サポート的役割を持っている。なかには形成を逆転できるほど強力なスペルカードも存在するため、どのタイミングで発動するかが勝敗の決め手となるだろう。

 初見プレイ時はスキルの名称や効果、発動するタイミングを覚えるのに苦戦するかもしれない。ネットで検索する、実践するなどして学習することが上達のポイント。

LoLに登場した「チャンピオン」は条件を達成するとレベルアップができる。レベルアップ時のイベントシーンはLoLの醍醐味が詰まっている

 また、LoLの世界観をうまく落とし込んだゲーム性も魅力的。なかでも本作に登場する「チャンピオン」は切り札的存在で、戦況を覆すほどの強力なスキルを備えている。通常のユニットと異なり、チャンピオンは条件を達成するとレベルアップ(通常Ver・進化Verの2種類)が可能なのだ。進化時のイベントシーンはLoLの醍醐味が存分に詰まっていて、LoLファンの心を鷲掴みにすることだろう。

ジンクス:通常Ver

ジンクス:進化Ver

 チャンピオンの1人である「ジンクス」を参照してほしいのだが、通常Verのカード内にレベルアップの条件が書かれている。この条件を達成すると進化Verにアップグレードするというわけだ。進化させることで攻撃力と体力がアップするほか、強力なスキルも発動できる。これぞ切り札といった感じだ。ユニット、スペル、チャンピオンのカードをバランスよくそろえ、最強のデッキを構築することが勝利のカギとなる。

 LoRには、相手の次なる一手を読み解き、最良の一手をお見舞いする面白さはもちろんのこと、不利な状況を打破して逆転劇を演出するという面白さも兼ね備えている。覚えることはたくさんあるが、学習すればするほど本作の醍醐味が味わえるようになるはずだ。

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