Pegasystems、中小企業への融資に向けたリファレンス アプリを提供開始し、金融機関による新型コロナウイルス感染症蔓延に伴う緊急融資申請の処理の迅速化を支援

ペガジャパン株式会社
Pegaの顧客に向けて本日より提供開始し、数日で利用可能に



Pegasystems Inc. (NASDAQ: PEGA)の日本法人、ぺガジャパン株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：渡辺 宣彦、以下「ペガ」）は本日、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の蔓延で影響を受ける中小企業から殺到することが予想される、何千もの緊急融資申請の処理・管理を支援するSmall Business Lendingリファレンス アプリの提供を金融機関向けに開始しました。本アプリは、Pega Platform™をご利用の顧客向けに本日より提供が開始され、わずか数日で利用可能です。また、米国と英国における緊急融資ガイドラインを反映した新しいテンプレートが付属し、国・地域によって異なる緊急融資プログラムの要件に合わせてカスタマイズが可能です。

世界中の金融機関は、昨今の新型コロナウイルス感染症蔓延による非常事態の中、それぞれの政府によって展開されている新しい緊急対策プログラムの要件に則って、中小企業顧客への金融支援を実行するという重責を担っています。しかし、多くの金融機関は、飛躍的な増大が予想される融資申請に対応し、それに伴うすべての規制ガイドラインに基づいてこれらの申請を処理することに苦慮しています。一方で、甚大な被害を受けて疲弊した中小企業は、業務停止状態でも従業員への給与や請求書の支払いが発生するため、絶望的な資金難に陥っており、日々予断を許さない状況にあります。

Crisis Small Business Lendingリファレンス アプリは、現在Pega Marketplaceよりダウンロードが可能です。本アプリは、金融サービス分野のペガの顧客に対して、融資プロセスの迅速化を支援するフレームワークを提供することで、金融機関の担当従業員の負担軽減を可能にします。ケースマネージメントと自動化を提供する本ソリューションは、申請から実行までの一連の融資業務における処理効率を劇的に向上させます。インテリジェントなWebアプリケーションフォームは、適格性とローン限度額を動的にチェックします。金融機関は、それぞれのお客様にこれらのフォームに記入させることで、従業員ならびに、お客様の貴重な時間を節約します。 また、レポートと監査証跡を生成しながらプロセスを完全に可視化できるため、金融機関は政府の危機管理保証と給付金プログラムに準拠できます。

このソリューションは、多くのPega Platformの顧客からのフィードバックに対応するために開発されました。最も顕著な例として、独バイエルン経済省はPega Platformを使用して、独自のアプリケーションをわずか5日間で、ゼロから開発しました.10万社以上の在バイエルン企業は、すでにペガベースのシステムを使用して支援を申請しています。本ソリューションは、申請者が紙の文書をスキャンするなどの非常に非効率な手動のプロセスが原因で融資の実行を遅らせる結果となった従来のシステムを、置き換えるものです(詳細については、バイエルン州の他のプレスリリースを参照してください)。

Crisis Small Business Lendingリファレンス アプリとその基礎となるPega Platformアーキテクチャは、金融機関に対して、この危機に対応するために役立つユニークな利点を提供します。

· 手間かけずにデプロイ可能: 時間に制約がある中、金融機関は、最低限の構成で、またコーディング作業をすることなく、既存のPegaプラットフォーム上に本アプリのデプロイが可能です。ペガは、金融機関のウェブサイトやオンライン バンキング アプリケーションへのインテリジェントローン申請書の埋め込み、既存の顧客情報やローンのフルフィルメント システムとの統合、ならびに他の政府のプログラムへの適応などについてわかりやすく解説するガイドラインを提供します。最初のバージョンには、米国Payment Protection Programガイドラインに基づいて事前に定義されたビジネスルールとインテリジェントなデジタルフォームが含まれており、英国Coronavirus Business Interruption Loan Schemeルールに対応したバージョンがまもなくリリースされる予定です。

· グローバルな拡張性: ペガは、複数の国家間で事業を展開する大手銀行がCrisis Small Business Lendingを展開し、各支店における特定のニーズに合わせて簡単に拡張できるよう支援します。ペガのSituational Laker Cakeアーキテクチャは、ソリューションを複数の再生利用可能レイヤーで構築することで、さまざまな顧客タイプ、地域、およびルールでの運用によって発生する複雑さを排除します。これにより、金融機関はあらゆる地域で共通の中小企業向け融資ソリューションを提供し、現地の規制に適応するためにカスタマイズすることができます。

· 高度な自動化とケース処理: ペガの ケースマネージメント機能は、進捗状況を完全に可視化し、サービス レベル契約 (SLA) を管理する機能を提供し、融資プロセス全体をエンドツーエンドで管理・合理化します。本リファレンス アプリは、従来多くの時間を費やすプロセスを自動化し、スキルベースのルーティングを有効にすることで、効率性を最適化します。

· 将来に向けたアジリティ:多くの緊急融資プログラムの契約条件は、すでに変更が加えられており、今後さらに多くのプログラムが導入される可能性があります. 金融機関は、ペガのローコードアプリケーション開発機能を使用することで、増分調整から卸売の見直しまで、これらの変更に迅速に適応できます。

クラウドベースのローコードアプリケーション開発プラットフォームであるPega Platformは、豊富なユーザー エクスペリエンスと没入型のカスタマージャーニーの提供を可能にします。Pega Platformは、アプリケーション開発に対する直感的なビジュアルアプローチの採用により、ビジネスとITのコラボレーションを改善し、開発期間を短縮し、コストを削減できます。Pega Infinity™デジタル・トランスフォーメーション・ソフトウェアスイートの一つであるPega PlatformにはAI、ケースマネージメント、エンドツーエンドのオートメーション機能も含まれており、あらゆるチャネルやデバイスに、シームレスにアプリケーションを拡張できます。

Pega ファイナンシャル サービスソフトウェアは、グローバルの銀行の上位10社のうち7行、北米の上位15行のうち14行によって採用され、顧客との永続的な関係の構築、ならびにデジタル・トランスフォーメーションの加速を支援します。金融機関は、Pega の AI、ロボット工学、ケースマネージメント、ビジネス ルールを活用することで、マーケティング、セールスから新規顧客獲得、KYC（本人確認手続き）、カスタマーサービスおよび回収業務などを含む顧客のライフサイクル全体を通じて、個人向け銀行業務および商業銀行業務におけるすべてのチャネルで、効率性の向上とカスタマーエンゲージメントの促進を可能にします。

■Crisis Small Business Lendingリファレンス アプリを今すぐダウンロード：https://community.pega.com/marketplace/applications/crisis-small-business-lending-covid-19

■ソリューションの詳細： www.pega.com/crisis-response/financial-services。

ペガ、金融サービス担当バイスプレジデント兼保険市場担当責任者 マーク・アンドリュー（Marc Andrews）は次のように述べています。

「金融機関は、現在危機の中で全く異なる危機に直面しています。多くの金融機関は、地域社会に密着し、資金援助を絶対的に必要としている小規模事業者を支援することに苦労しています。これらの金融機関は、Crisis Small Business Lendingリファレンス アプリを活用することで、企業経営者を救済し、これらの地域密着型企業の事業継続を容易にサポートすることが可能になります。

追加リソース：

· 基本情報： Crisis Small Business Lending reference application
· ソフトウェアダウンロード: Small Business Lending on Pega Marketplace
· eBook: Why banking needs to put service first

■Pegasystemsについて
Pegasystems Inc. はカスタマーエンゲージメントおよびオペレーショナルエクセレンスを実現するソフトウェアのリーダーです。Pega の統合 Pega Platform 上に構築された適応型クラウド設計ソフトウェアでは、戦略的なビジネス ニーズに合わせてアプリケーションを迅速に展開し、拡張し、簡単に変更することが可能です。35年以上にわたり、Pega は CRM と デジタルプロセスオートメーション（DPA）の分野で、高度な人工知能とロボティクスオートメーションを搭載した定評のある機能を提供しており、世界有数の企業が画期的な業績を達成するのに貢献しております。Pegasystems（NASDAQ: PEGA）に関する詳細は www.pega.comをご参照ください。