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ハエのサラブレットが生ゴミをリサイクル バイオ企業ムスカの可能性

「TechCrunch Tokyo 2018」スタートアップバトル決勝は白熱のプレゼン合戦

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ハエを使ってゴミを処理しリサイクルするバイオマスリサイクルシステム

 ムスカ社は年間8000万トン発生する畜産の糞尿や、3億6000万トン生じる生ゴミに対し、ハエの幼虫を使って飼料と有機肥料を生成するバイオマスリサイクルシステムをプレゼン。旧ソ連が解体した際に日本人が買い取り、選別交配を重ねてきたイエバエのサラブレットを用い、このシステムを実現している。

 畜産糞尿や生ゴミに対しハエの卵を撒くことで、幼虫と、その排泄物ができるが、その幼虫が飼料、排泄物が有機肥料となる。これらのゴムは無価値どころから、現在はコストをかけて処理をしているものであり、原料調達は容易にでき、逆に費用をもらうことも可能。

 ビジネスとしては大型の工場を建設し、そのプラントを販売。さらに管理運営を手がける。購入先としては自治体や畜産組合で、多くの問い合わせが入っているとのこと。ある自治体では畜産の匂いが与える観光への影響について相談されたとのことで、全国から相談が寄せられている。

 世界で同様の試みをしている企業と比べ、飼料・肥料の生産効率は大きく上回っており、世界中の環境問題、食料問題を解決していけると語られた。

飼料・肥料の販売だけでなく、ゴミ処理でも収入が得られるビジネスモデル

飼料・肥料・バイオマスリサイクル、すべての市場が成長市場となっている

現在やっかいものであるゴミを活用するため、原料調達は容易にでき、しかもお金が入る

45年1100世代の交配によって生まれたイエバエのサラブレットたちの力で、生産効率は海外の同業他社を圧倒している

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