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Windows情報局ななふぉ出張所 第193回

小型は市場で少数派:

新iPhone SEの画面が大きくなったワケ

2020年04月17日 09時00分更新

文● 山口健太 編集● ASCII

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■Androidが独占する市場に殴り込み

 いま、iPhoneの主力モデルは「手頃」な価格のiPhone 11ですが、それでも約8万円からと、決して安いとはいえない水準でした。これに対して第2世代iPhone SEは税別で4万4800円からという、魅力的な価格をぶつけてきました。

 ここにキャリアの割引が加えれば、コスパを売りにするミッドレンジのAndroidスマホに匹敵する「格安」価格になります。型落ちや中古のiPhoneを除けば、この価格帯ではこれまでAndroidスマホしか選択肢がありませんでした。

 ミッドレンジのAndroid機では激しいコスパ競争が続いており、2眼以上のカメラや全画面デザインも当たり前になりつつあります。その点、第2世代iPhone SEは前面ベゼルを黒で統一するなど工夫はしているものの、デザインの古さは否めません。

「ホワイト」色でも前面は黒ベゼルになった

 ただ、ミッドレンジのAndroidとは異なるのがプロセッサーです。第2世代のiPhone SEはフラグシップと同じ「A13 Bionic」を搭載しており、最新のiOS体験が期待できます。これまでAndroidしか選択肢のなかった価格帯にiPhoneが殴り込みをかけることで、スマホ市場の勢力図が変わる可能性があります。

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