Flitto Japan、ＮＴＴデータとのTwitterデータ提供サービスにおける販売代理店契約を締結

フリットジャパン株式会社
AI開発産業に向けたTweetデータのコーパス化を推進

言語データプラットフォーム事業を展開するフリットジャパン株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役：冨山 亮太、以下フリットジャパン）は、Twitter Official Partnerである株式会社ＮＴＴデータ（本社：東京都江東区、代表取締役社長：本間 洋、以下ＮＴＴデータ）とTwitterデータ提供サービスにおける販売代理店契約を締結しました。


本契約により、ＮＴＴデータがTweetデータを公式に提供し、そのデータをフリットジャパンが翻訳、アノテーションする事で、自然言語処理、多言語翻訳エンジン、チャットボット、音声認識システム等の先端AI関連技術に関わる企業、団体に単一言語または多言語のコーパスデータとして提供できる体制を構築します。※2。




■本取り組みの背景
　2018年度の国内AIビジネス市場全体の規模は5301億円※3。実証実験を中心に、金融業や製造業などで本格的な導入が進んでいます。今後はさまざまな業種でAIの導入が進み、2030年度の国内AIビジネス市場の規模は2兆1,286億円に拡大すると予想されています。高品質なアルゴリズムは高品質なデータからのみ生まれます。しかし、多くのAI開発企業が高品質で偏りの無いデータを大量に収集して整理するのが困難だという結果が出ています。日経xTECHと日本経済新聞が実施したAIの活用状況に関する独自調査によると、「AIの学習に必要なデータの収集・加工」が課題だと回答した企業は全体の76.1%、また「データが十分に揃っていない」などの課題感を持っている企業は全体の56%となっています。

学習データの収集にあたり、不正に入手したデータはコンプライアンス上研究開発に利用する事はできません。正しい手法による学習データの収集が必要であるにも関わらず、企業が保有しているデータはコーパスとしての正規利用が認められていない、または利用可能な事が認知されていないケースも存在します。日本、韓国、中国のアジア圏を中心に言語データを提供するFlittoグループのネットワークを活かし、質の高い言語データをAI開発市場に流通させる事を目的とします。

(※1)ＮＴＴデータは、米Twitter,Inc.よりアジアで唯一全量Tweetデータをリアルタイムに受領し、そのデータをAPI経由でお客さまへ提供するインフラを構築しています
Twitterデータ提供サービス：https://nttdata-nazuki.jp/data/twitter.html
(※2)コーパス（英: corpus）は、言語学において、自然言語処理の研究に用いるため、自然言語の文章を構造化し大規模に集積したもの。構造化し、言語的な情報（品詞、統語構造など）を付与している。
(※3)富士キメラ総研 調べ
(※4)2018年9月30日 日本経済新聞「AI、データ不足6割 「動かない頭脳」続出の恐れ」より

■本取り組みの内容
　国内AI開発事業者は、Twitterに投稿されているTweetデータをTwitterデータ提供サービスを通じて取得し、特定の利用用途（利用用途はTwitter社による審査がございます）において、活用する事が可能です。またフリットジャパンが提供するデータアノテーションサービスを利用し、Tweetデータのスクリーニングをする事が可能です。

■取引事例
企業名：株式会社アドバンスト・メディア
URL ：https://www.advanced-media.co.jp/
内容 ：同社の音声認識エンジン「AmiVoice」を活用した製品における防災関連の認識精度向上のため、ＮＴＴデータからTwitterに投稿されている避難勧告等の言語データを取得し、フリットジャパンによるアノテーション作業を行いコーパス化を致しました。

■フリットジャパン株式会社について
フリットジャパン株式会社は、多様なオンライン翻訳サービス提供するFlitto, Inc.（本社韓国、KOSDAK上場）の日本法人です。FlittoはWebブラウザ、アプリを通じてサービスを提供しており、世界173カ国1,030万人のユーザーと約300万人の翻訳家が登録されています。世界の言語の壁を壊す事で、世界中の人が平等な機会を得る事ができる世界を目指します。

会社名　： フリットジャパン株式会社（英文名：Flitto Japan, Inc.）
代表者　： 代表取締役　冨山 亮太
所在地　： 東京都千代田区有楽町1-12-1-11F
URL 　 ： https://www.flitto.jp/