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Windows情報局ななふぉ出張所 第184回

意識したのは「ソニー銀行」:

auユーザー以外も使えるのになぜ「au PAY」なのか

2020年01月30日 09時00分更新

文● 山口健太 編集● ASCII

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■「au」ブランドは通信以外にも広がるのか

 KDDIはau PAYを広く普及させようとしているものの、名称は「au」ブランドを冠しており、他にも「auじぶん銀行」などauブランドの事業は増えています。auユーザーのためのサービスに見えるのは、逆効果ではないでしょうか。

 これに対して、「ソニー銀行は、ソニー製品のユーザーでなくとも使える」とauフィナンシャルホールディングスの勝木朋彦社長は例を挙げます。勝木氏自身、困難な挑戦とは認めるものの、auというブランドを携帯電話やスマホに限定せず、金融事業に拡大したいという思惑があるようです。

auフィナンシャルホールディングスの勝木朋彦社長。auブランドを使う理由を発表会後の囲み取材で明かした

 ソフトバンクはPayPayというキャリアフリーのブランドを新たに立ち上げたのに対し、KDDIはauブランドを通信以外にも広げていく選択をしたことになります。どちらが正解なのか、答えが出るには時間がかかりそうですが、興味深い戦略の違いといえるでしょう。

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