続いては「Ghost Recon Breakpoint」で試してみよう。画質は“ウルトラ”とし、ゲーム内ベンチマーク機能を利用して計測した。
このベンチマークはかなり重く、特に最低fpsの落ち込みが激しいため、60fps以上をキープするにはハイエンド級のGPUが必須となる。3万円程度のミドルクラスGPUでは“ウルトラ”設定ではかなり厳しいベンチだが、GTX 1660は平均fpsでトップに立っているが、反面最低fpsとの落差が激しい点に注目。
そしてこのゲームでもRX 5500 XTはRX 590を平均fpsで上回ることができたが、4K環境ではRX 590に逆転されてしまう。前述の通り極限環境ではRX 5500 XTのメモリーバス幅の狭さなどが脚を引っ張ってしまうようだ。
最後に「Bordlerlands 3」を試してゲームベンチマークは〆としたい。APIはDirectX12とし、画質は一番重い“バッドアス”とした。ゲーム内蔵のベンチマーク機能を使って測定しているが、最低fps(の下位1パーセンタイル点)は出力されたログを解析して計算している。
かなり凶悪な負荷をかけるベンチだけあって、どのGPUもフルHD時でさえ平均50fpsを下回ってしまうが、RX 5500 XTがついにトップに立ったことに注目したい。ゲームで使われるシェーダーがモダンなゲームであればあるほど、RX 590に対するRX 5500 XTの優位性が強調されるため、と推測できる。
ただし4KになるとRX 5500 XTの最低fpsがとんでもなく落ち込んでしまった。メモリーバス128bitの制限が効いているのか、ROPの少なさがネックなのかまでは判別できないが、描画負荷が過大になるとRX 5500 XTはRX 590より弱いことが再確認できたろう。
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