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ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情 第537回

デスクトップ向けComet Lakeは2020年2月ごろ登場? インテル CPUロードマップ

2019年11月18日 12時00分更新

文● 大原雄介(http://www.yusuke-ohara.com/) 編集●北村/ASCII

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2017年~2020年のインテルCPUロードマップ

デスクトップ向けComet Lakeは
2020年2~3月に登場か?

 ちなみにそのComet Lakeのデスクトップ向けラインナップについても、少しづつ情報が出てきている。Comet Lakeは事実上Coffee Lake Refreshではないか? と連載525回で書いたが、今のところこれを覆す情報は出てきていない。

 コアそのものはCascade Lakeではなく、引き続きSkylakeベースになる模様だ。違いはコア数やパッケージで、パッケージは従来と互換性のないLGA1200に変更される(外形寸法は従来のLGA1151と同じ)になるらしい。

 さてこのComet Lake、どうも「10コア、GPU未統合」と「6コア、GPU統合」の2つのダイがあるらしい。理由は以前も書いたが、ダイサイズ肥大化の防止だろう。

 連載508回でCoffee Lakeのダイ写真を示したが、ここにさらに2コア足したらダイサイズは176mm2程度にまで膨れ上がる。

Coffee Lake Refreshのダイ。左の水色の部分がGPUになる

 そうでなくてもCoffee Lakeの時点で14nmプロセスの生産に支障をきたしているわけで、これ以上ダイサイズが増えるのはまずい。

 加えて言えば、AMDがRyzenシリーズで、メインストリームの上の方~エンスージアスト向けは、GPU非統合でも売れることを実証してしまった(もっと言えば、そもそも初代Core i7はGPU非統合である)わけで、こうなるとGPUを削除すれば10コアにしても、CoffeeLakeよりもややダイサイズを縮小できる。おそらくCore i9とCore i7は、この10コアのダイを利用して製造されることになり、こちらはGPU非統合である。

 一方でメインストリーム向けはGPU統合がやはり求められる。そこで6コア+GPUというダイも用意され、こちらはCore i5以下の製品で利用されることになりそうだ。

 ただこの6コアComet Lake、要するにKaby Lakeを14nm++を使って製造したもの、ということになるのだがそれでいいのだろうか?

 ちなみにメモリーのサポートは、まだDDR4-2933どまりになりそうである。また、DMI(Direct Media Interface)は引き続き3.0のままで、PCI Express Gen4のサポートもない。このあたりは10nm以降に移行するまでお預けになりそうである。

 さて、最大の謎である登場時期。6月の時点では、Comet Lakeの投入を2020年第2四半期と書いたが、どうもがんばって前倒ししたようで、これが2020年第1四半期中になっている。ただ第1四半期中のいつか?というのはよくわからない。

 ロードマップの図には3月と記載したが、2月末あたりにがんばって投入される可能性もある。おそらくは2020年1月のCESあたりでこのあたりがもう少し明らかにされるだろう。

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