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ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情第508回

Ice Lakeは2019年中に量産開始 インテル CPUロードマップ

2019年04月29日 12時00分更新

文● 大原雄介(http://www.yusuke-ohara.com/) 編集●北村/ASCII.jp

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 インテルのCPUロードマップは2週間前にも取り上げたのだが、この2週間の間にいろいろと新しい話が出てきたので、アップデート情報をまとめてお伝えしたい。

2017年~2019年のインテルCPUのロードマップ

GPUなしのF型番モデルが急増

 まず4月23日、モバイル向けに第9世代Coreプロセッサーを「7製品」出荷したほか、デスクトップ向けにも合計25製品を追加している

第9世代CoreのHプロセッサーのモデルとスペック。画像には6製品しかないが、ここに記載されていない製品が1つある

 記事を書いたイッペイ氏は「ノートPC向けのHプロセッサー6種類を追加」と書いており、実際インテルのプレゼンテーション資料を見ると6つしか製品がないのだが、実はプレゼンテーションから漏れているCore i7-9750HFというプロセッサーがあり、これを含めると7製品になる計算だ。

 それにしても異様なのはFモデル、つまりGPUなしのモデルが突如として猛烈に増えたことだ。デスクトップ向けに限って一覧で見るとCore i9~Core i3に関しては以下のようになる。

第9世代Core Hプロセッサー一覧表
Core i9 4製品中1製品
Core i7 5製品中2製品
Core i5 10製品中3製品
Core i3 8製品中2製品
合計 34製品中9製品

 ただTDPが35WのTモデルに関しては、これにビデオカードを組み合わせるというケースが普通ありえない(せっかくCPUを省電力化しても、GPUで消費電力が増えたら意味がない)ことを考えてこれを外すと、以下のように半数近くがGPUなしモデルになる計算だ。

T型番を除いた第9世代Core Hプロセッサー一覧表
Core i9 3製品中1製品
Core i7 4製品中2製品
Core i5 7製品中3製品
Core i3 6製品中2製品
合計 20製品中9製品

 実は今までCoreシリーズは、そもそもGPUを統合できなかった初代のNehalem/Lynnfieldや、Xeon向けのダイを流用したExtreme系/Core-Xなど、物理的にGPUを統合していないダイを除くと、常にGPUを有効としたモデルしかリリースしてこなかった。

 この例外が崩れたのがCannon Lakeである。理由はいまだに明らかにされていないが、Cannon Lakeコアを搭載したCore i3-8121Uは、GPUをダイ上に搭載していながらも、これが無効化された形で出荷されており、これを搭載したインテルのNUCはAMD Radeon 540を搭載している始末だ。

 余談だがこのCore i3-8121U、“Products formerly Cannon Lake”と表示されていながらも、その“Cannon Lake”で検索をかけると何も出てこない

 さらに、Core i3-8121Uというからには“8th Generation Intel Core i3 Processors”に含まれていないとおかしいのに、第8世代Core i3シリーズの製品一覧に見当たらないなど、限りなくなかったことにされている製品である。

 逆に言えば、ここまでなかったことにしたい黒歴史的製品を除くと、これまでGPUを無効化した例はなかった。ではなぜ今回はこんなにGPUなしモデルが大量に湧くことになったのだろうか?

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