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Windows情報局ななふぉ出張所 第172回

ピカピカだけが高級スマホじゃない:

「Pixel 4」グーグル仕込みのAIカメラが進化

2019年10月23日 16時00分更新

文● 山口健太

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■機能強化はカメラが中心、来春にはさらなる強化も

 Pixel 4の実機に触れてみると、Android 10が最初から搭載されており、本体背面の指紋センサーはなく顔認証に統一されるなど、最新のAndroid体験ができるようになっています。

 主な強化ポイントはカメラです。Pixel 3では「グーグルのAIがあればシングルカメラで十分」と言い切っていましたが、今回は望遠レンズを搭載。ただ、グーグルはハードとソフト、AIの融合こそが重要と強調しています。

Pixel 4を持ってロサンゼルス近郊のマンハッタン・ビーチに行ってみた。夕陽に照らされた海面がよく描かれている

 明るい部分と暗い部分を個別にスライダーで調節できる「デュアル露出補正」では、HDR撮影をプレビューしながら調節できます。逆光時に暗いところを持ち上げたり、明暗差を強調したりする用途にも使えます。

逆光下のビーチでは砂浜が暗くなりがちだが、デュアル露出補正で明るさを持ち上げてみた

 「超解像ズーム」は新たに望遠レンズを搭載したことで解像感が向上。光学ズームを超えたデジタルズームではありますが、撮影時の手ぶれを利用して情報を補完することで解像感を高めているといいます。

8倍の超解像ズームでカモメを撮影。大きく画質を落とすことなく、毛並みまでしっかり描写できている

AIによる「フード」などのシーン認識も有効だ

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