「いつまでもあると思うなTYPE R」
終売が決まった「シビック TYPE R」は今のうちに買おう!
2019年10月26日 12時00分更新
初代を知っていると
その大きさに驚かされる
いざシビックRを目の前にすると、その大きさに驚くことだろう。それはクルマ好きなら過去のシビックの大きさを覚えているから。全長4560×全幅1875×全高1435mmというボディーサイズを見ると、1997年から2000年に発売されていた初代シビックRといえるEK9型(全長4185×全幅1695×全高1360mm)から約20年、シビックは大きく育ったものだと、どこか父親にも似た感慨深さを覚えてしまう。
横から見ると、後端をスラントさせたボディーと大型のウイングをはじめとする空力パーツが目を惹く。天井にはボルテックスジェネレーター、フロントボンネットにエアダクトを備え、脚を見るとホイールは20インチ、タイヤは専用開発したコンチネンタル製のスポーツコンタクト6で、フロントは驚きの30扁平とペッタンコ。その奥に見えるはブレンボ製のキャリパーとドリルドローター。クルマ好きの大好きなものがてんこ盛りだ。
ボンネットを開けると、直列4気筒の2リットルターボエンジンが姿を表す。TYPE Rというと、リッター100馬力の自然吸気VTECエンジンというのは20年前の話、今は320ps/6500rpm、最大トルクは400Nm(40.8㎏・m)/2500~4500rpmと、昔のNSXよりもハイパワーなエンジンを搭載して成長していた。
ちなみに基本的には前モデルのFK2型と同等だが、フライホイールの軽量化をはじめ、エンジン各所のチューニングがなされている。ガソリンはハイオク専用。シビックでハイオク? と思うかもしれないが、現行シビックはハッチバックタイプはすべてハイオク仕様だ。
パワートレインであるトランスミッションもファイナルレシオはローギアード化。さらにホンダとしては初となる滑らかなMT変速操作を可能にしたエンジン回転数自動シンクロ制御レブマッチシステムが導入され、運転しやすさが向上している。
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