このページの本文へ

前へ 1 2 3 次へ

鉄板&今が旬なパーツを性能検証!! 第25回

【鉄板&旬パーツ】グリスの新定番? 高性能で塗りやすい親和産業のOC Master

2019年09月08日 17時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 今回目を付けたのは、「CPUグリスと熱伝導シートの代用品をRyzen 9 3900Xで再探索」の記事を読んで、その重要性を認識、再確認した人も意外と多いのではないだろうかと思われる“CPUグリス”だ。

自作PCを組む上で、必須のCPUグリス。付属品よりも熱伝導率が高いもので、冷却性能をアップ

 CPUクーラーの付属品や、CPUクーラーの受熱ベース部にあらかじめ塗布されているCPUグリスで問題はないが、せっかく購入した大型ヒートシンク装備の空冷CPUクーラーや、オールインワン水冷キットの高い冷却性能を最大限活かして冷却するなら、CPUグリスにこだわりたいところ。

 パーツショップ店頭には、いろいろと並んでいるが、定番は真っ赤なクマさんのロゴがひと際目立つ、Thermal Grizzly社の製品と、適度な粘度と8.5W/m・kの高い熱伝導率に、容量4gで1200円前後とコスパ優秀なArctic Cooling「MX-4」になる。

 この定番品に、新たにプラスされそうなのが、8月上旬に発売されたプロオーバークロッカー清水貴裕氏と親和産業のコラボレーションにより誕生したCPUグリスの「OC Master(SMZ-01R)」だ。

注目のハイエンドグリス「OC Master(SMZ-01R)」。オーバークロッカーの清水貴裕氏と親和産業が共同開発した製品だ

パーツショップには、熱伝導率などの異なるCPUグリスがズラリと並んでいる

 「OC Master(SMZ-01R)」は、空冷や水冷での使用に重点を置き、常用温度域で最もパフォーマンスが出るように清水氏が徹底検証した一品。とくに極冷オーバークロック時の性能を重視しないことでトップクラスの性能を実現したという。

 また、極冷オーバークロックに対応したハイエンドグリスは粘度が高く、塗りにくくなりがちだが「OC Master(SMZ-01R)」は、清水氏によると「常温域での使用に特化させて開発。初心者から上級者まで多くの人に“塗りやすくてよく冷える”製品にした」とのことだ。

価格は約2gで1100円前後と、悪くない。清水氏の「OC部 シミオシ」シールも付属しているのもポイント!

熱伝導率は13.2W/m・kと高く、粘度は90~100pasと柔らか。非通電性なので自作PC初心者も安心

前へ 1 2 3 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中