GIGABYTE「X570 AORUS XTREME」

GIGABYTEは第3世代Ryzen対応マザーの大本命

文●松野将太 編集●北村/ASCII編集部

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ライトアップ系パーツへの対応も万全

 ライトアップ用のコネクターは、アドレサブルRGB LEDヘッダー×2、4ピンRGB LEDヘッダー×2を用意。加えて本製品にはLEDデバイスのハブとなる「RGB FAN COMMANDER」が付属しており、専用のコネクターを接続することで、8個のアドレサブルRGB LEDデバイスと8個の4ピンRGB LEDデバイス、計16個ものライティングデバイスを制御可能だ。

「RGB FAN COMMANDER」。付属する専用ケーブルにより、最大16ものライトアップデバイスを個別に制御できる。ファンなどの制御も可能

 専用ユーティリティー「RGB FUSION 2.0」では、すべてのヘッダーにつないだデバイスを個別に制御可能と、ライトアップ系パーツへの対応は万全と言っていい。

 「RGB FAN COMMANDER」はマグネットなどでPCケースに固定可能で、ファンや外部温度センサーなどの接続にも対応しているため、利用してみることをすすめたい。

最新のWi-Fi 6をサポート
アンテナも付属

 ネットワーク面では10ギガビット対応の有線LAN端子とギガビットLAN端子を併載。加えてWi-Fi 6(IEEE 802.11 ax)対応のワイヤレス無線LAN、およびBluetooth 5.0が利用可能と、ハイエンドモデルらしい“全部盛り”な仕様が特徴だ。

背面端子類。10ギガビットLANとギガビットLAN端子を併載するほか、ワイヤレスLANのアンテナも用意。I/Oシールドは一体型だ

 近年は10ギガビットや2.5ギガビット対応のNASも登場してきており、高速通信が可能なポートの利用価値が高まりつつある。あとあとLANカードを購入しなくても済むほか、今後主流となるWi-Fi 6対応の最新ルーターを利用できるのもうれしいポイントだろう。

付属のアンテナ。ゲーミングモデルらしい外観

 そのほか、ESSの9218 DACやニチコン製のオーディオ用電解コンデンサー、WIMAのスタジオグレード音響コンデンサー採用など、GIGABYTEらしいオーディオ機能へのこだわりも健在だ。高級コンポーネントの採用に加え、背面のオーディオ端子に金メッキを施すなど、サウンドカード並みの音質をうたうだけのこだわりが見られる。

ユーティリティー類は総合アプリからアクセス可能
CPUなしでのBIOS更新も

 ユーティリティー類に関しては、「GIGABYTE APP Center」を利用することで、先に述べた「RGB FUSION 2.0」やオーバークロックソフト「EasyTune」といったGIGABYTE製アプリにアクセス可能。こうしたソフトは個別だととっさにアクセスしにくいので、まとめてあるのは評価できるポイントだ。

「RGB FUSION 2.0」。PCに接続された対応デバイスのカラー・パターンを制御できる

「GIGABYTE APP Center」。インストール済みのGIGABYTE製アプリや他社製アプリに素早くアクセスできる

 ユーティリティーではないが、CPUやメモリーを取り付けていない状態でもUSBメモリーだけでBIOS更新を可能にする「Q-Flash Plus」にも対応。

 組み上げる前にBIOSを更新してしまえるため、BIOSアップデートが頻繁に行なわれている現在のような状況ではありがたい機能だろう。こうしたかゆいところに手が届く機能の実装は、ハイエンドマザーボードならではと言える。

CPUやメモリーを装着しなくてもBIOS更新が可能な「Q-Flash Plus」にも対応。専用のUSBポートにBIOS更新用ファイルを保存したメモリーを差し、背面ボタンにアクセスするだけ

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