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10nmプロセス製造のノートPC向けCPU

Ice LakeことIntel第10世代Core U/Yシリーズの型番が発表、「G7」は最上位Irisの印

2019年08月01日 22時00分更新

文● ジサトライッペイ

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 Intelが10nmプロセス製造の最新ノートPC向けCPU「第10世代Coreプロセッサー」(開発コードネーム:Ice Lake)のラインアップを発表した。同シリーズの概要は、今年1月に開催したCES 2019、5月に開催したCOMPUTEX 2019の基調講演と、段階的に発表されてきたが、今回は満を持しての型番発表という形だ。

 なお、COMPUTEX 2019の時点で一部メーカーの製品にはすでに型番が記載されていたが、Intelとしては今回の発表が正式なものとなり、8月末から順次市場に投入される見込みだ。

10nmプロセスで製造されるIntelの最新ノートPC向けCPU「第10世代Coreプロセッサー」(開発コードネーム:Ice Lake)。Sunny Coveマイクロアーキテクチャーを採用する。

Uシリーズが6モデル、Yシリーズが5モデル

 それでは早速、今回発表された第10世代Coreプロセッサーの型番を見てみよう。まず定番のUシリーズはCore i7-1068G7、Core i7-1065G7、Core i5-1035G7、Core i5-1035G4、Core i5-1035G1、Core i3-1005G1の6モデル。型番内の4桁の数字で序列を表わすのはこれまでと同じだが、末尾の「GX」(Xは数字)で内蔵GPUのグレードがわかるようになっている。

 「G7」がEU数64基のIntel Iris Plus Graphicsで、「G4」がEU数48基のIntel Iris Plus Graphics。そして、「G1」はEU数32基のIntel UHD Graphicsと覚えるとわかりやすいだろう。

第10世代CoreプロセッサーのUシリーズ。おそらくこちらのシリーズが定番モデルとなり、A4ノートPCから2in1 PCまで幅広く採用されるはず。

 なお、従来は内蔵GPUのブランド名の後に別途3桁の数字があり、そこで序列がわかるようになっていたが、今回もそういった数字があるかどうかは原稿執筆時点では不明だ。もちろん、上記の型番ルールで内蔵GPUの序列もざっくりとわかるようにはなっているので必要性はさほど感じないのだが……。

 YシリーズはCore i7-1060G7、Core i5-1030G7、Core i5-1030G4、Core i3-1000G4、Core i3-1000G1の5モデルをラインアップ。型番傾向はUシリーズと同様で、つまりEU数64基のIntel Iris Plus Graphicsを内蔵するのは2モデル、EU数48基のIntel Iris Plus Graphicsを内蔵するのが2モデル、Intel UHD Graphicsを内蔵するのは1モデルとなる。

第10世代CoreプロセッサーのYシリーズ。従来はTDP5Wだったが9Wまで上がっている。

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