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魅惑の軽スポーツ「ホンダ・S660」で遊ぼう 第1回

日曜日よりの使者「ホンダ・S660」を仕事の足として使う知恵

2019年07月14日 12時00分更新

文● 栗原祥光 撮影●栗原祥光

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収納ゼロは知恵でカバー!

 2015年11月末日頃に申し込んだ筆者。年度が替わり、春が過ぎ夏の訪れと共にS660は我が家にやってきました。1年後とも言われた納期は、気づけば半年ちょっと。納車翌日から仕事の脚として使い始めました。最初に向かった先は幸運にも山中湖。屋根を開ければ見たことのない景色が広がり、車内に清涼な風が飛び込んでくる。買ってよかったと思うと共に、素敵な車を作った青年に心の底から感謝したものです。

 しかし山の天気は変わりやすく、ルンルン気分もつかの間、雨が降り始めたのです。そしてS660を購入して最初に起きた問題は「コンビニで買った傘をどこに置くべきか」でした。通常の車でしたら後部座席の床に放り投げて終わるのですが、車が小さすぎて横方向に傘が入らないのです。

 試行錯誤の結果、70㎝のビニール傘程度なら、ボディーと椅子の隙間に納まることがわかり、以来そこが定位置に。シートが濡れるという問題はありますが、気になる場合は、デパートで配布されているビニールの傘袋を用意すればいいでしょう。

S660はサイドシルとシートの隙間に傘が収納可能!

 そして案の定、荷室の無さに苦労することになります。筆者の場合、取材の都合上カメラ機材が多く、それをどうやってS660に積み込むか、ということに苦心しました。具体的には標準ズーム、望遠ズーム、そして「サンニッパ」と呼ばれる白い大型のキヤノン砲それぞれにカメラボディーを取り付けた状態の3点セットに、三脚と一脚、レフ板、ストロボ2個、パソコン、折りたたみの脚立などが取材道具一式になります。

筆者が取材で利用するカメラ。左から300mmF2.8LとEOS7D Mark2、70-200mmF2.8LズームとEOS7D Mark2、そして24-105mmF4Lを取り付けたEOS R

筆者の取材道具一式。取材規模にあわせて機材を小分けしている

 その中で最初の難題が三脚。小さいのに買い替えればいいというわけにはいかないのです。筆者は特に年配カメラマンの方ならご存じの老舗ハスキー(クイックセット)の3段を長年使っていて、使い勝手の面から他の三脚は使いたくないところ。実は試乗する際、三脚を持って行き、入るかを確認したところ収納できることが判明。もし収納できなかったらS660を選ばなかったかもしれません……。

 営業さんも「三脚を持って来店される方は初めて見ました」と笑っていました。ちなみにユーティリティボックスの前にはラジエーターが配置されているため、三脚のアルミ部分を素手で触ると「あちっ!」ということになります。

カメラ用三脚界(というのがあるか不明ですが)のデファクトスタンダード「ハスキー3段」がスッポリ収納可能。ただしケース等に入れると厳しい

 ユーティリティボックスに三脚を入れてしまったらオープンにした際に幌はどうするのか? という疑問が沸くかと思いますが、大抵のS660オーナーは独り乗りの際、助手席に幌を置くことが多いようです。というのも、雨が降った時、いちいちトランクを開けて……というのは現実的ではないのと、慣れれば信号待ちの間に着脱できるので、そのまま助手席側に置いてしまうのです。ただフロント側にフックがあるので、これをうっかり窓枠の防水ゴムに接触するとゴム部分が切れてしまうのですが……。

S660界隈では幌をこのように収納する人が多いようです(少なくとも筆者はこうしている場合が多い)

フロント側に設けられた固定用フック。これが窓枠のゴムに接すると悲惨なことに……

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