前へ 1 2 3 4 次へ

鉄板&今が旬なパーツを性能検証!! 第24回

【鉄板&旬パーツ】隠れた名機!? 手ごろな価格で高速なADATA製NVMe SSD

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

2000MB/秒超のシーケンシャルライト性能
ATTO Benchmark 3.05

 3つの目のベンチマークは、ATTO Benchmarkを使って、シーケンシャルアクセスの最高性能を確認していこう。

ATTO Benchmarkの結果

 シーケンシャルアクセスの最大値は、リード約3146MB/秒、ライト約2337MB/秒になっている。CrystalDiskMarkと同じく、公称値は下回っているが2000MB/秒オーバーのライト性能を発揮し、512GBで1万円台前半の「ASX8200PNP-512GT-C」はコスパ優秀と言える。

パフォーマンスに影響する発熱をチェック

 アクセス性能に続いては、性能に影響する発熱を見ていこう。テストには読み書きが交互に行なわれるATTO Benchmarkを使用。テストデータ1GB×8回実行時の温度を「HWiNFO64」を使って記録している。

ヒートシンクを取り付けた状態の温度も計測している

 ADATA「XPG SX8200 Pro」シリーズは任意でヒートシンクを取り付け可能なので、ヒートシンクの有無の状態で計測している。なお、このヒートシンクの固定に使われているテープは結構強力。剥落する心配はないが、取り外すにはそれなりの力が必要でヒートシンクも曲がってしまう。

ヒートシンク非装着時の最大温度は68度に達した

テスト中の最高温度

 ヒートシンク非装着でも、最大温度は比較的低めと言える68度だったが、エアフローに気を配りたいのは、ほかのNVMe M.2 SSDと同じだ。肝心の付属ヒートシンクは薄いが、その効果はしっかりとあらわれており、装着することで最大温度は7度ダウンした。

「XPG SX8200 Pro」はコスパ抜群

 最速クラスには届かないが十分高速なアクセス性能を発揮し、ヒートシンクも標準で備えているADATA「XPG SX8200 Pro」は、狙い目と言える。

手ごろな価格ながら高いパフォーマンスを発揮し、任意で取り付けられるヒートシンクも付属と、ADATA「XPG SX8200 Pro」はおすすめできる要素を満載だ

 ただ、最速クラスとなるSamsung「970 EVO Plus」やWestern Digital「WD Black SN750 NVMe」の500GBモデルは、1万5000円前後になっているので、その差はわずか4000円程度になる点は要注意だ。

 1TBクラス狙いなら、2万円前後で購入できるADATA「XPG SX8200 Pro」は、1万円近く安価でなかなか魅力的。データ量の多いゲームの複数インストや、4K動画などの編集系作業を行なう用途のPCを組む際はイチオシだ。

【関連サイト】

前へ 1 2 3 4 次へ

過去記事アーカイブ

2023年
02月
03月
04月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
2022年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
2021年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2020年
06月
07月
08月
09月
12月
2019年
03月
04月
05月
06月
10月
12月
2018年
05月
06月
08月
2017年
01月
03月
04月
05月
06月
07月
09月
11月
2016年
01月
04月
06月
07月
08月
09月
11月
12月
2015年
07月
08月
2014年
04月
06月
07月
2013年
02月
03月
06月
2012年
09月
2010年
01月
2003年
07月