先日、ソニーモバイル主催の新モデル説明会が開催され、2月末にバルセロナで発表された「Xperia 1」の国内お披露目が行なわれました。すでに3キャリアから発売されることが発表されましたが、現行機種の「Xperia XZ3」(ソフトバンク版)をレビューしている筆者としては非常に気になるところです。そこで説明会にXperia XZ3を持ち込んで、Xperia 1と比較してみました。
Xperia 1の特徴はなんといっても、21:9という長辺の長いディスプレーです。Xperia XZ3も18:9なので以前まで主流だった16:9のディスプレーよりは長く感じますが、Xperia 1はそれよりもぐんと長い印象。この比率は好みが分かれそうですが、SNSなどは画面が長い方が表示できる情報も多くなるので良いかも。
Xperia 1が縦長になっているとはいえ、上下のベゼルに関してはXperia XZ3よりも狭く、極力縦長にならないような工夫はされています。ただそのせいもあってか、インカメラの解像度は約800万画素とXperia XZ3の約1320万画素からかなりのスペックダウンになっています。
そのかわり進化しているのが背面のメインカメラです。標準、望遠、広角のトリプルカメラで、ソニーモバイル曰く「レンズ交換式カメラのような感覚で使って欲しい」とのこと。このあたりはシングルカメラのXperia XZ3とは比較にならないくらいの進化です。ただ、モノクロセンサーと組み合わせたデュアルカメラの「Xperia XZ2 Premium」と比べると画質はどうか? 説明会では基本的にXperia XZ3との画質比較のみでしたので、このあたりは実機を入手したらチェックしてみたいと思います。
細かいところでいうと、Xperia XZ3のほうが背面の丸みが大きく、手に持ってみると薄く感じます。最近はXperia XZ3に薄めのケースを装着しているので、その軽さと薄さを実感できています。Xperia 1はXperia Zシリーズのような板状に戻った感じ。このあたりも好みが分かれそうです。
それと指紋センサーは背面から側面に移動しています。Xperia XZ2から指紋認証センサーは背面にありますが、位置が悪くかなり不評だったポイントです。そのため側面に戻ったのは致し方ないところですが、できればディスプレー埋め込み式を採用してほしいところです。
同じXperiaと名前がついていても、かなり進化したといえるXperia 1。Xperia XZ3を使っていてもこれは欲しくなってきますね。
※Xperia XZ3(ソフトバンク版)/Android 9で検証しました。
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