科学の活動をとおして感じた女性の少なさ
2013年に開催された“ミス理系コンテスト”でグランプリをいただいて以来、科学実験教室の参加者の女の子たちや保護者のみなさまから相談を受ける機会が増えました。「理工学部は女性が少ないでしょうか」や「女性が少なくて不安なことはありましたか」といった、女の子の理系進路にまつわるものです。
たしかに私が所属していた学科(理工学部系)も、男女比が9:1で男子生徒の割合が多かったです。エンジニア職のときも同じ部署に女性は私ともう1名のみであったことを鑑みると、このような質問が出ることは決して不思議なことではありません。
理系と言っても分野は広いですが、日本はOECD諸国と比較しても大学卒業時における工学分野に進む女性の割合が最も低いと言われています(参照元:http://www.oecd.org/education/skills-beyond-school/EAG2017CN-Japan-Japanese.pdf)。
“ものづくり大国日本”のイメージを持ち、工学を学んできた私にとって、自分自身の専攻がワースト1位とはどういうことを意味しているのか、とても考えさせられました。
そして、国によって割合が異なるのであれば、文化や環境によるものも大きいのではないかという仮説のもと、今回は工学にフォーカスしたワークショップを設計することにしました。
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