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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第29回

Macintosh35周年で再考される価値:

アップル新iMac登場に期待するワケ

2019年02月19日 09時00分更新

文● 松村太郎 @taromatsumura

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●2つのプラットホーム転換

 筆者がMacを使い始めたのは2001年のこと。そのときアップルから登場していたのがiPodです。それまで自作のWindows PCを使っていましたが、真っ白なポリカーボネイトのiBookをiPodとともに手に入れて、コンピュータのプラットホームをスイッチしました。

 魅力的なiPodを使うためにはMacが必要だったというのは事実ですが、今振り返ればもうちょっと後に乗り換えてもよかったと思いました。2001年はそれまで主力だったMac OS 9の開発が終了し、現在のmacOSの系譜である「Mac OS X」に移行したタイミングだったからです。

 移行期は新OS側でのアプリや周辺機器の対応が不十分なこともあるのが常です。そのためもう少し落ち着いてから、と思ったものでした。ただしClassic環境という形で以前のアプリを新OSで動かすことができる仕組みを備えていました。

 もう1つのプラットホーム移行は、今度はハードウェアです。それまでPowerPCを採用してきたMacを、Windows PCと同じIntelチップへと移行させました。アップルが発表したのは2005年。2006年1月にはMacBook Proが登場し、現在ではすべてのMacがIntelチップを搭載しています。

 ここでも、PowerPC向けのアプリをIntelチップ搭載のMacで動作させるための「Rosetta」といわれる仮想化ミドルウェアが搭載されました。さらに加えれば、Intelチップも最初は32ビットでしたが、同じ2006年7月には64ビットのチップが採用されて、ここでもアーキテクチャの変更が起きています。

 このように、Macは35年の歴史の中、ソフトウェア、ハードウェアのアーキテクチャの移行を繰り返してきました。しばしばアップル自身も、Macがそうした移行を最もうまく実現する製品と紹介するほどです。

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