複数の設定をしたい場合
複数の設定を行なうことも可能。右側の「+」をクリックすると、新しい入力エリアが追加されるので、同じように設定しよう。たとえば、納品日入力と同様、「入金確認」が「入金済み」になったら「入金日」の入力を必須にするといったこともできる。
「アクション」で「非活性」を選ぶと、条件が満たされた時に、指定のフィールドが編集不能になる。たとえば、入金確認が取れたら、「金額」フィールドをロックすることができるのだ。「非活性(値クリア)」を選ぶと、値が消去されたうえで編集できなくなる。たとえば、「依頼キャンセル」といった「フェーズ」を選ぶと、「金額」をクリアしたいといった時に利用できる。
なお、文字列や数値、ドロップダウン、日付といったフィールドは必須/非活性・非活性(値クリア)を選択できるが、ラジオボタンは非活性のみしか選択できない。
条件を複数設定することもできる。この場合は、すべての条件が揃った場合に、アクションが実行される。たとえば、大きな金額の仕事が終わったら、次回の受注に向けたアフターフォローをするといったフローを考えてみる。まずは、「アフターフォロー」フィールドに「必須」アクションを設定し、「入金確認」の「入金済み」を条件に設定する。さらに、そのすぐ隣の「+」をクリックし、追加の条件を設定する。ここでは、「金額」が20万円以上、としてみる。この状態で、入金済みにすると、20万円未満のレコードはそのまま保存できるが、20万円以上のレコードだとエラーが出る。
状況によって入力できる情報が変化するワークフローにぴったり。ユーザーの入力漏れや意図しない改ざんなども防止できる。「krewSheet」は一覧性と操作性が高い便利なプラグインだが、誤操作でセルの内容を変えてしまい、気がつかないこともある。そんな時も重要なフィールドを非活性にできれば安心だ。
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