最新パーツ性能チェック 第242回
レイトレーシング処理における見た目と性能、消費電力の変化が丸わかり!
「Battlefield V」をGeForce RTX 2070/2080/2080 TiでDXR徹底検証
2018年12月22日 07時00分更新
2018年におけるGPU業界最大のトピックと言えば、リアルタイムレイトレーシングという「CG界の聖杯」に手をかけたNVIDIAの「GeForce RTX 20シリーズ」だろう。8月にドイツで盛大なローンチイベントがあり、そこではレイトレーシング対応ゲームの登場もアナウンスされた。
そのレイトレーシング対応ゲームの第1弾として登場したのが「Battlefield V」(以下、BFV)だ。Origin Accessなどで先行プレイ権を持たない一般ユーザーがプレイを始めた11月15日に配布された「Day 1パッチ」でレイトレーシング(ゲーム内表記ではDXR)が利用できるようになった。
そして12月7日、継続型配信コンテンツである「タイド・オブ・ウォー」の第1弾「チャプター1:序曲」がリリースされ、それに伴いBFVのレイトレーシングにも大きな改善が加えられた。
Day 1パッチ時点におけるレイトレーシング対応は「とりあえず動く」程度のもので、出来はかなり酷いものだったが、チャプター1パッチではBFV側にも大幅な改善が施された。NVIDIAは「レイトレーシングで最大50%のパフォーマンス向上」を達成したと謳っている。
RTX 20シリーズの供給量自体も改善されつつある。特に人気の高いRTX 2080 Tiも徐々に出回りはじめ、11月には下位モデルのRTX 2070も発売。そして、来年にはRTX 2060が投入されると噂されている。
そろそろレイトレーシングを味わってみたいが、現行のRTX 20シリーズでどの程度のパフォーマンスが出るのかわからないので買い控えしている人もいるだろう。そこで今回は、RTX 2070/2080/2080 Tiの3GPUを使用し、BFVにおけるパフォーマンスをチェックしてみたい。
この連載の記事
-
第458回
自作PC
Arc B580のRTX 4060/RX 7600超えは概ね本当、11本のゲームで検証してわかった予想以上の出来 -
第457回
自作PC
インテル新GPU、Arc B580の実力は?AI&動画エンコードは前世代より超強力に -
第456回
デジタル
「Ryzen 7 9800X3D」は高画質設定でも最強ゲーミングCPUであることに間違いはなかった -
第455回
デジタル
「Ryzen 7 9800X3D」が最強ゲーミングCPUであることを証明する -
第454回
デジタル
性能が最大50%引き上げられたSamsung製SSD「990 EVO Plus」は良コスパSSDの新星だ -
第453回
デジタル
性能も上がったが消費電力も増えた「Ryzen 7 9800X3D」最速レビュー、AI推論の処理速度は7800X3Dの約2倍! -
第452回
自作PC
Core Ultra 200Sシリーズのゲーム性能は?Core Ultra 5/7/9を10タイトルで徹底検証 -
第451回
自作PC
Core Ultra 9 285K/Core Ultra 7 265K/Core Ultra 5 245K速報レビュー!第14世代&Ryzen 9000との比較で実力を見る -
第450回
デジタル
AGESA 1.2.0.2でRyzen 9 9950Xのパフォーマンスは改善するか? -
第449回
デジタル
Ryzen 9000シリーズの性能にWindows 11の分岐予測改善コードはどう影響するか? -
第448回
デジタル
TDP 105W動作にするとRyzen 7 9700X/Ryzen 5 9600Xはどの程度化ける? レッドゾーン寸前を攻める絶妙な設定だが、ゲームでの効果は期待薄 - この連載の一覧へ