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プリンストンが販売する高機能ストレージ「Drobo」を活用しよう 第44回

外付けストレージをネットワーク経由で共有する!

Windowsの機能を使ってDAS型のDrobo 5CをNAS化する!

2018年12月28日 11時00分更新

文● 山口優、編集 ●金子/ASCII.jp

提供: プリンストン

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EFS(Encrypting File System)でデータを暗号化

 Windows 10 Pro以上なら、EFSを使った暗号化が利用できる。EFSを使えば、任意のファイルやフォルダーを簡単に暗号化して他のユーザーから保護することが可能。手順は、エクスプローラー上で暗号化したいファイルやフォルダーを右クリックし、メニューから「プロパティ」を選択。

任意のファイルやフォルダーのプロパティを表示し、「全般」タブの「詳細設定」を設定することでEFSの暗号化機能を利用できる

 表示されるダイアログボックスの「全般」タブで「詳細設定」をクリックし、「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する」にチェックを入れればOKだ。なお、Windows 10 Homeの場合は設定項目がグレーアウトしていてチェックを入れることができない。

詳細設定画面で「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する」にチェックを入れれば暗号化される。暗号化したPC上では他のファイルと同様に読み書きできるが、他のPCや他のアカウント上では証明書と秘密キーがないと開けなくなる。証明書は図の「詳細」でエクスポートすることが可能

 暗号化は自動的に行われ、パスワードの設定などは必要ない。暗号化を設定したアカウントでWindowsにログインしていれば復号も自動的に行われ、暗号化を意識する必要はない。一方、この設定を行ったDroboを他のPCに接続すると、データは暗号化されているためファイルは読み出せない。EFSを設定したWindowsのアカウント/パスワードと同じ内容を他のPCのWindowsに登録したとしてもデータは読めないため秘匿性は高い。他のユーザーに見られたくないデータがある場合は活用してみるといいだろう。


 

(次ページ、「メディアサーバーとしても活用可能」に続く)

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