プリンストンが販売する高機能ストレージ「Drobo」を活用しよう 第44回
外付けストレージをネットワーク経由で共有する!
Windowsの機能を使ってDAS型のDrobo 5CをNAS化する!
2018年12月28日 11時00分更新
NAS化したDrobo 5Cの転送速度をチェック
ここまでの手順でDroboのネットワーク共有はひとまず完了。これだけでDAS型のDroboをNASのように利用できるようになる。
となると気になってくるのがNAS化したDrobo 5Cの転送速度だ。もともとNAS型のDrobo 5N2と比べて、どのくらいスピードに差があるのだろうか?
そこで定番のベンチマークソフト、CrystalDiskMarkを使用し、筆者の普段使いの有線LAN(ギガビット・イーサネット)環境でNAS化したDrobo 5Cの書き込み速度や読み出し速度を計測してみた。
なお、Drobo 5CにつないでいるパソコンのCPUはHaswell Refresh世代のインテルCore i7-4790(3.6GHz/最大4.0GHz)で、メモリは8GB。現行のCPUならCore i5-8400あたりと同じくらいの性能だ。結果、下図のようになった。
同じネットワーク環境でDrobo 5N2のベンチマークを実行した場合は、下図の結果となった。
Drobo 5N2はもともと転送速度が高速なのでかなり差がついているが、1世代前のDrobo 5Nが70MB/s程度だったのを考えるとNAS化したDrobo 5Cもなかなか健闘していると言えそうだ。
Windowsの機能でNAS化したDrobo 5Cを便利に使う
今回のように、Windows 10を使ってDASをNAS化する場合のメリットとして、ファイルシステムにWindows標準のNTFSを使用できることが挙げられる。
NTFSにはユーザーごとのディスク使用量の上限を設定できる「ディスククォータ」や、ある時点のボリュームの状態をバックアップできるスナップショット機能「ボリュームシャドウコピーサービス(VSS)」、「ファイル履歴」、強力な暗号化機能「Encrypting File System(EFS)」などが搭載されており、それらを活用することでより便利に使うことが可能。これはDrobo 5N2のようなNAS型Droboにはない利点だ。
(次ページ、「ディスククォータを設定」に続く)
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