COMPUTEX TAIPEI 2018の取材記事を50回に渡りお届けしてきた。最後に、会場内で見かけつつも記事で紹介しきれなかった製品の中から、とくに気になるものをピックアップし、まとめて紹介していこう。
2018年のCOMPUTEXは、昨年に引き続き発光するパーツの展示が非常に多かった。また、プロセッサーのコア数増加にともないクーラーの冷却能力が必要となったため、水冷クーラーのラジエーターの大型化が進んでいた。それに比例して空冷クーラーの新製品が減りつつあった。
PCケースも、5インチベイを撤廃し、フロントやトップにラジエーターを搭載できるモデルがスタンダードになってきている。ただ、これまでケーブル類は隠す方向にあったが、光るケーブルなどの登場により、今後はケーブルを見せる方向にトレンドがシフトする可能性がある。2019年のCOMPUTEXでは、PCケースの設計に大きな変化が見られるかもしれない。
変態すぎる(←褒め言葉)
自作PC関連の展示物
種明かしをすると、反対側から煙を吸い込ませているのだ。ある程度吸い込んだところでマシンの電源を入れると、内部のファンが溜まった煙を一気に吐き出す。同マシンの冷却性能を見せるデモだったというオチ。写真ではわかりづらいが、背面ファン(写真右端)からかなりの勢いで煙が噴出している
FORGAME製のPCケース「B-2」。ケース内部を見せたいならシャーシ以外全部透明にしちゃおうぜ。という発想がよく伝わってくる透明ケース。十数年前にPCパーツ業界で流行したスケルトンブームの再来か?
ApexgamingのE-ATX対応ゲーミングPCケース「HERCULES」。なぜかフロントパネルに取っ手が2つも付いている。PCを振り回してヘラクレスのような怪力を手に入れるためだろうか? 普通そこは持たないよね?

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