最新パーツ性能チェック 第230回
Radeonを内蔵するインテル製CPUの実力は?
“Kaby Lake-G”搭載NUC「Hades Canyon」は超小型VRマシンだ!
2018年05月16日 21時00分更新
超小型VRマシンとして誕生
NUC8i7HVKのボディーは2016年に発売された“Skull Canyon”こと「NUC6i7KYK」によく似た薄型デザインを採用している。
ただHades CanyonベースのNUCでは、マザーボードの面積は2倍近くに増えているため、ボディー自体はSkull Canyon時代よりも一回り以上大型化している。Skull Canyon時代は内部にアクセスするとすぐブロワーファンが露出したが、今回はファンがユーザーからは簡単に見えない所に配置されている。
本体の大型化に伴い、インターフェース類も拡充された。LANやMini DisplayPort出力、Thunderbolt3(USB Type-C)を背面にそれぞれ2系統備えるだけでなく、フロントにはHDMI出力を1系統出している。
この仕様は言うまでもなくVRヘッドセットの利用を強く意識したものだ。インテルはこのNUC8i7HVKを容量わずか1.2リッターの小型ボディーでVRが楽しめるマシンとして位置付けている。
NUC8i7HVKの動作には、DDR4-2400(以上)のSO-DIMMモジュール2枚と、M.2接続のSSDが最低1枚を組み込む必要がある。SSDはOptaneを含むNVMeが利用できるが、コスパを重視するならM.2 SATAベースのものを選ぶといいだろう。

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