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およそ10万円で農業をIoT化する「あぐりログ」を見た

ハードルの高かったIoT化を手軽に実現

連載
IoT&H/W BIZ DAY 5 by ASCII STARTUP

7万5000円の「ログBOX」

 3月22日、赤坂インターシティAIR「IoT&H/W BIZ DAY 5 by ASCII STARTUP」が開催。

 さまざまな企業が自社のIoT製品や関連技術を展示しているこのイベント。IoT(Internet Of Things=インターネットにつながっている物)の活用がすでに進んでいる分野として「農業」が挙げられるが、本イベントでも、農業関連のデバイス、サービスが展示されていた。

かなり詳細なデータが取れる

 「あぐりログ」がそれだ。あぐりログは、「ログBOX」という各種センサーを組み合わせたデバイスをインターネットに接続し、スマートフォンで計測結果を閲覧できる仕組み。

 標準での利用価格はログBOXの代金が7万5000円、システム利用料が年額で2万4000円、初期手数料として5000円がかかるが、合計しても10万4000円で導入できる。しかも、ログBOXを複数台導入する場合、2台目以降は1万5000円になる。業務で使用するIoTのシステムとしては、格安と言える価格設定だ。

 ログBOXは金属製の頑丈な筐体を採用しており、いかにも業務用といった出で立ち。業務用の機器の価格というのは、保守費用を含んだり、保証料が含まれていたりすることも多く、あってないようなものだが、仮にこれが、10倍の75万円と言われても、それほど違和感は覚えないかもしれない。

 単に気温やCO2濃度、日射量や日射時間、それらの平均をインターネット経由でモニタリングできるというだけでなく、データを蓄積し、同業者と共有したり、作物の品質改善に応用できるというメリットがある。

 作物の出来のよかった年のビニールハウス内のデータを知識財産として活かせるようになると考えると、コストパフォーマンスのよさは抜群ではないだろうか? あぐりログを提供するIT工房Zでは、「5分で始める スマート農業」をキャッチとしているが、価格だけでなく、その手軽さも魅力。

 すでに多数の農家で導入実績があることにも、頷ける製品だった。

『IoT&H/W BIZ DAY 5 by ASCII STARTUP』
■日時:2018年3月22日(木)
開場 11時30分 終了予定 18時(予定)
■場所:赤坂インターシティコンファレンス
〒107-0052 東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR 4F(the AIR)
■入場料:展示ブース(無料)、カンファレンスフリーパス(3000円)
■イベント内容:5セッションを実施予定、出展ブース ハードウェア/IoTスタートアップ企業による展示、実機デモ、物販など
■参加方法:カンファレンス / 展示エリア共に事前登録制
■主催:ASCII STARTUP
■共催:富士通株式会社、eiicon
■協賛・協力:JETRO、No Maps実行委員会、PR TIMES、リコー、キリン、フォームラン、ペライチ
■出展:富士通、eiicon、No Maps実行委員会、PR TIMES、リコー、IT工房Z、アメグミ、Ambi Labs.、AnchorZ、144Lab、YEAAH、エイコム、エイブリッジ、O:、オープンロジ、Origin Wireless Japan 、キッズプレート、きびだんご、クァンタリオン、QDレーザ、glafit、Gatebox、JDSound、16Lab、SOINN、ソフトフロントジャパン/エコノミカル、泰興物産、ドリコス、プログレス・テクノロジーズ、バタフライボード、歯っぴー、パリティ・イノベーションズ、ピクスー、ヒナタデザイン、4Dセンサー、Mintomo、Momo、リコノミカル、リトルソフトウェア、リンクジャパン
※プログラム内容は予定です。都合により変更となる場合があります。

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