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T教授の「戦略的衝動買い」 第465回

真っ赤にこだわったカシオ「G-SHOCK」の生誕35周年モデルを衝動買い

2018年01月24日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授、編集●編集部ハシモト

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カシオでは珍しい“マットなレッド”を採用

地上最大の「G-SHOCK GXW-56」(左)と今回のRED OUTはいずれもビッグケースが特徴だ

地上最大の「G-SHOCK GXW-56」(左)と今回のRED OUTはいずれもビッグケースが特徴だ

 今回のG-SHOCK RED OUTモデルは、GXWモデルと同じ正統派の「SHOCK RESIST G-SHOCK」(耐衝撃構造)だ。

表面の数字を読まないと30周年か35周年か分かりにくいパッケージ

表面の数字を読まないと30周年か35周年か分かりにくいパッケージ

 自宅に持ち帰った35周年モデルのパッケージLOGOを見て驚いた。多少カラーの違いはあっても筆者のようなデザイン素人にはほとんど5年前の30周年モデルと同じモノのように見えてしまう。

相変わらず20倍くらいに広がる取説が付属するが、CASIOファンなら不要だ

相変わらず20倍くらいに広がる取説が付属するが、CASIOファンなら不要だ

ThinkPadと同じように黒缶に赤いRED OUTは極めて似合う

ThinkPadと同じように黒缶に赤いRED OUTは極めて似合う

 パッケージを開くとRED OUTのGA-735Cが登場する。赤をブランドカラーのサブカラーに指定する企業は、IBMやJBL、レノボなど数多いが、当然そのカラーは少しずつ異なる。小さな変化だが大きなこだわりがあるのだろう。

赤をブランドカラーに採用する企業は多いが、各社思い入れのある少し違う赤色を採用するので興味深い(iPhoneはケースが赤)

赤をブランドカラーに採用する企業は多いが、各社思い入れのある少し違う赤色を採用するので興味深い(iPhoneはケースが赤)

 今回のカシオG-SHOCK RED OUTは、以前から何度かあった赤モデルとは大きく異なる点がある。

 多くの赤モデルを発売しているカシオなので例外もあるだろうが、過去の赤モデルの多くはシャイン(光沢)レッドが多いはずだ。

 対して今回のモデルは光を反射しない“マットなレッド”だ。

 赤い粒子を塗料に混ぜ込むことで、光沢感を抑える塗装製法を用いている。これによってマットレッドを実現し、ボディーやベルトなど全体に使用している。

文字盤に3ヵ所ある液晶表示部の背景まで赤を徹底して採用している。腕時計の命である現在時刻の視認度だけは譲れないので、長短針中央を貫く白い色で確実に確保

文字盤に3ヵ所ある液晶表示部の背景まで赤を徹底して採用している。腕時計の命である現在時刻の視認度だけは譲れないので、長短針中央を貫く白い色で確実に確保

 液晶文字はオフホワイトかグレー系だが、液晶の背景には赤系を用いるなど、そのこだわりもなかなかだ。

赤と組み合わせるカラーは当然ブラックということで、裏ブタには35周年を表わすロゴが彫り込まれている

赤と組み合わせるカラーは当然ブラックということで、裏ブタには35周年を表わすロゴが彫り込まれている

 現在時刻の読み取りは長短の赤い針の中心を白いラインが貫き、時刻の視認性をアップさせている。裏ブタや遊環(ゆうかん、ベルト留め)にはブラックカラーを取り入れ、筆者の好きな黒と赤のThinkPadイメージとなっている。

単なる流行なのか、強度の確保なのか、遊環はシリコンより金属製が多い

単なる流行なのか、強度の確保なのか、遊環はシリコンより金属製が多い

遊環には35周年をイメージする大きい星が3個と小さい星が5個

遊環には35周年をイメージする大きい星が3個と小さい星が5個

 遊環には、従来のシリコンゴム系ではなく、昨今のタフ系のカシオ腕時計が使用している金属パーツを採用し、強度と耐久性の向上に寄与している。

 そして遊環の表面には35周年モデルを示す大きな星が3個と小さな星が5個記されているが、30周年も同じような気がする。

 また腕首への装着には、最近のタフ系の腕時計がこぞって採用しているパラレルに2本並ぶ“ツク棒”と2個並ぶ“小穴”とで、腕への確実な装着性と安心できる装着感を加速している。

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