2018年の時計業界を展望!「バーゼルワールド2018」レポート 第17回
高い耐磁性を実現するとうたうマグネチック・フィールド・プロテクションを搭載
Sinn、耐傷性高いステンレススチールのテギメント加工を施した「936」
2018年04月11日 20時15分更新
Sinnは2018年バーゼル新モデルとして、クロノグラフ「936」を発表した。販売は今秋を予定している。予定価格は58万3200円から。

耐傷性を高めるステンレススチールのテギメント加工と、80000A/mまでと高い耐磁性を実現するマグネチック・フィールド・プロテクションを備えた。ダイヤルは明快で高い視認性を追求した設計を実現。
クロノグラフムーブメントSZ05は、自動巻きで26石、28800振動。秒針ストップ機能が付き、連続で40時間駆動する。Valjoux7750をベースにジンで再設計したキャリバーで、3時位置の60分積算計と9時位置の永久秒針にフォーカスする。60分積算計の利点は、従来の30分積算計において必要とされる二周で一時間という積算をせずに、60分が針の一回転で計測できる点だという。時・分針とインデックスは夜光処理が施されており、暗所での視認性も確保可能。10気圧の防水性能と負圧耐性も搭載した。
ロジウムコーティングし、ヘアライン加工で仕上げたフレーム付きの時・分針などの美しさも特徴だという。ダイヤルの2つのカウンターは、レコード状の細い溝で独特の艶感を味わえるとのこと。

ケースはステンレススチール(テギメント加工1200ビッカース)で、ベルトはカウレザーストラップまたは、ステンレススチールブレスレット(テギメント加工1200ビッカース)、シリコンストラップ。風防は両面無反射サファイアクリスタル。リューズはねじ込み式。プッシュボタンは標準。裏蓋はステンレススチールで、ねじ込み式。
サイズは直径43×厚さ15mm。重量は111g(ベルトを除く)。ベルト幅は22mm。予定価格はカウレザー仕様が58万3200円、ブレスレット仕様が64万2600円、シリコンストラップ仕様が61万5600円。

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