柳谷智宣がAdobe Acrobatを使い倒してみた 第43回

Adobe Document CloudにBoxやDropboxなどのアカウントを追加可能

ビジネスクラウド内のPDFファイルを直接編集・保存してみる

クラウドストレージ上でファイルを選択してできること

　クラウドストレージ上でファイルを選択すると、上部メニューから電子メールに添付したり、PDFやほかの形式に変換することも可能。「電子メールに添付」をクリックすればファイルをダウンロードし、メールの作成画面が開く。Outlookといったアプリだけでなく、Gmailのウェブメールにも対応しているのが助かるところ。また、PDFファイルをオフィス文書などに変換したり、オフィス文書などをPDFファイルに変換することもできる。ファイルを開いて別名保存するといった手間がかからないのが楽だ。

クラウドストレージ内のPDFファイルをダブルクリックするとAcrobat DCが起動する

編集後に保存するだけで、自動的にクラウドストレージにアップロードされる

ファイルを選択して「PDFを書き出し」をクリックする

Office文書や画像、ウェブページなどに変換できる

「電子メールに添付」をクリックすると、ファイルをダウンロードできる

ファイルが添付された送信画面が開く

スマホアプリでも一部機能を利用可能

　スマホアプリでも一部機能を利用できるが、クラウドサービスによって挙動が異なる。たとえば、iOSアプリでは保存場所をタップすると、利用するストレージのメニューが開く。「Dropboxアカウントを追加」をタップすれば、Dropboxを登録し、ストレージを切り替えられるようになる。BoxやOneDriveを利用する場合は、「その他の場所」をタップし、「ブラウズ」メニューから選択する必要がある。さらに、Boxのファイルは閲覧、編集後に自動保存されるが、OneDriveは自動保存ができない。もし、編集した場合は、共有メニューから手動で保存する必要がある。また、Androidアプリでは、Dropboxはシームレスにアクセスできるが、今のところBoxやOneDriveなどを登録することはできない。

画面上部のストレージ名をタップするとメニューが開く

Dropboxにはすぐアクセスできる

「その他の場所」をタップするとほかのクラウドストレージにアクセスできる

Box内のファイルは、そのまま開き、編集後はダイレクトに上書き保存してくれる

■関連サイト

• Acrobat DC