本連載は、Adobe Acrobat DCを使いこなすための使い方やTIPSを紹介する。第34回は、PDF上の画像をレタッチアプリで直接編集してみる。
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Acrobat DCなら画像を直接いじれる
取引先に送ったり、プレゼンで利用するPDFファイルの資料を最終チェックしたとき、ちょっと画像をいじりたくなったらどうするだろうか。作成元のPowerPointやWordファイルを探し、元画像を探すか画像をローカルに保存してレタッチして、貼り付けてもう一度PDFに変換するだろうか? それでは手間がかかりすぎるだろう。そんな時、Acrobat DCなら、そのまま編集できる。
画像の右クリックメニューから「画像を編集」をクリックすれば、第2ツールバーと設定パネルが現れる。「オブジェクト」のボタンで、画像を左右に回転させたり、上下反転や左右反転、トリミングなどが行なえる。
画像のレタッチ以外には、オブジェクトの並び順や配置を変えることもできる。たとえば、テキストと画像がある場合、並んでいればいいが、重ねるとどちらかが下になってしまう。もし画像が上になって文字が読めない場合は、画像の右クリックメニューから「背面へ」を選択すればいい。また、複数のオブジェクトを表示する場合、きちんと並べると見栄えがいいが、こちらも右クリックメニューから簡単に下端や上端、中央に整列させられる。マウスで微調整する必要がないので覚えておきたい。
もっと本格的なレタッチを行なうなら、画像を選択した状態で、その下にある「編集に使用するツール」をクリックしよう。「Microsoftペイント」に加えて、PCにインストールされている画像編集アプリが表示されるはずだ。たとえば、メニューからAdobe Photoshopを選択すると、自動的に画像が読み込まれた状態で起動する。
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