プリンストンが販売する高機能ストレージ「Drobo」を活用しよう 第24回
関係者が続々Droboユーザーになる連載
ASCII.jp関係者に流行っているみたいなので、カメラマンもDrobo 5Dt使ってみた
2017年06月01日 11時00分更新
関係者が続々Droboユーザーになる連載
この連載では、これまでにも「Drobo 5DtでデザイナーのMacを守る!」や「Droboの「デュアルディスク冗長化」で大切なデータをがっちり保護!」で、関係者が次々とDroboユーザーになっていくという展開を見せている。
今回、関係者からさらにもう1人のDroboユーザーが誕生することとなった。今度は、カメラマンの篠原氏だ。筆者も編集者も昔からお世話になっている方で、この連載の写真のうち「きちんと綺麗な背景で撮影されている」ものは篠原氏に撮影してもらっている。もちろん残りの「ごちゃっとした背景の中にDroboが佇んでいる」写真は、筆者が自宅で撮影したものだ。
昨今、国内ではほぼ全員がスマートフォンやガラケーを持っており、ということはほぼ全員がデジタルカメラを持ち歩いていると言っていい状況だ。だから「撮影したデータをどのように保管するか」といった問題は、多くのユーザーが抱えているとも言える。しかし、遊びで撮影したデータで、仮に失われたとしても「あー残念」で済む一般のユーザーと、撮影データがビジネスに直結しているプロカメラマンでは、データの重要性も異なってくる。
過日、Droboの撮影の際に、筆者、編集者そして篠原氏で話をしている際に、Droboを撮影している流れでストレージの話題になり、篠原氏からストレージ関連の苦労話を聞かされた。そこで「それならDroboでしょ!」と勧めてみたところ、じゃあ使ってみるかという話になったわけだ。
というわけで、次の見出しからは篠原氏に語ってもらったDrobo 5Dtのインプレッションということになる。
え? 私の撮影データ多過ぎ?
カメラマンをしている僕の悩みは、日々増えていくデータをどう管理していくかだ。最大の課題は、とにかく写真のデータが多い点だ。撮影の際には「現像」前のRAW型式で保存するが、クライアントに納品する際には、JPEGや16ビット/チャンネルのPSD(Adobe Photoshopのデータ)やTIFF型式のデータに変換することになる。
どのデータを保存するかは各人によって異なるが、僕は元データとなるRAWファイルを全て保存し、あわせて納品したPSDやJPEGデータも保存している。もっとも、レタッチ作業が必要なく現像してそのまま納品するような場合には、必要になったら再度現像すればいいので、RAWファイルだけを残す場合もある。
使用しているデジカメの画素数にもよるが、僕の場合一番使っているデジカメのRAWデータの容量は1枚で約25MB、これを16bitのPSDデータで書き出すと約150MBになる。さらにレタッチ作業が入るとレイヤーが増えるので、その分PSDデータも大きくなっていく。レタッチや合成の度合いにもよるが、1ファイルで1GB近くになることも珍しくはない。しかもバリエーションによっては、レタッチ途中のデータも複数保存する必要があり、HDD容量は常に不足気味だ。
保存データがHDD数十台に!
データは外付けのドライブに保存するようにして、それが一杯になったらケースからHDDを抜いて保存しているが、この状態でデータが保存されているHDDはすでに数十台になる! データによっては、DVDやブルーレイに焼いて保存してあったり、バックアップも兼ねて2台以上のHDDもしくは2枚以上の光学メディアに残してある。
しかし10年前くらいのメディアになると、今も読めるかどうか怪しいのがあったりする。さらに、今使っているWindowsノートマシンには光学ドライブがないので、昔のデータが必要になったりすると面倒だし、すでにどのHDDにどのデータが保存されているかは把握できていない。
撮影した日付がわかれば探すのは簡単だが、写っているもので探そうとするとかなり大変だ。全てのHDDを一斉にマウントするのは物理的に難しく、HDDをケースに入れては抜いての繰り返しで探すはめになる。
僕は仕事が少ないほうなのでばらつきはあるが、最近は月に50~100GBずつデータが増えていく計算だ。急に保存用HDDの残量が足りなくなって、慌ててHDDを買いにいったこともある。そんな感じでHDDの残量や貯まっていくHDDの管理など、何かいい手はないかと常々考えていたところ、Droboなら容量を気にしないで使うことができ、不足してきたら容量を追加できるという話を聞いた。しかもRAID5/6相当のデータ保護機能も備えており、安全性も高いとは素晴らしい!
Droboには外付けストレージのように用いる機種(DAS、Direct Attached Storage)と、ネットワーク上に接続する機種(NAS、Network Attached Storage)があるらしいが、僕の場合は撮影したデータの現像、レタッチ等の作業は1台のWindowsマシンで実施するので、DAS型のDrobo 5Dtが適していると言われた。DASの直接接続で実現する高速性が、レタッチ作業の快適性にリンクしてくれそうだ。
(次ページ、「使いながら容量も増やせる外付けストレージ「Drobo 5Dt」を使ってみた」に続く)
この連載の記事
-
第47回
sponsored
まさに究極のDrobo! Thunderbolt 3&SSDキャッシュ対応の「Drobo 8D」を試す -
第46回
sponsored
Droboに「AWS CLI」を入れ、Amazon S3にデータバックアップ -
第45回
sponsored
高機能ストレージ「Drobo」はトラブル対策も万全! -
第44回
sponsored
Windowsの機能を使ってDAS型のDrobo 5CをNAS化する! -
第43回
sponsored
Droboなら自分専用のクラウドストレージも簡単に実現できる! -
第42回
sponsored
Droboが柔軟かつ安全な理由は独自RAIDの仕組みにあった! -
第41回
sponsored
Droboの騒音や発熱、消費電力を徹底検証! -
第40回
sponsored
写真愛好家向けのバックアップとしてDroboはどうだろう? -
第39回
sponsored
家庭やオフィスでのデータ共有に便利な「Drobo 5N2」は設定も超簡単! -
第38回
sponsored
大切なデータの保存に役立つ「Drobo 5C」をゼロから紹介! -
第37回
sponsored
Drobo管理のキモ「Drobo Dashboard」を細かく紹介 - この連載の一覧へ