NTTドコモは、スポーツ中継のネット配信サービス「DAZN(ダ・ゾーン)」を展開する英Perform Groupとの協力により、新サービス「DAZN for docomo」を2月15日にスタートする。
DAZN for docomoは、昨秋から展開されているDAZNのサービスと基本的には同内容。
コンテンツでは、サッカーのJリーグ全試合(J2、J3を含む)、ブンデスリーガ、バレーボール(Vリーグ)など、130シリーズ以上、年間6000試合以上のスポーツ中継を含んでおり、ドコモのスマートフォンはもちろん、タブレット、PC、スマートテレビ、Amazon FireTV、Xbox Oneなどで試聴可能。さらに今後はPS3/PS4、Chromecast、ひかりTV、ネイティブのiOSアプリも提供予定となっている。
一方注目したいのは料金。オリジナルのDAZNのサービスは、日本国内では税抜月1750円で提供されているが、ドコモユーザーであれば税抜月980円で利用可能。さらにdTVのユーザーの場合、月200円が割り引かれる。
なお、dTVやdアニメストアといったサービスは、dアカウントを持っているユーザーなら、キャリアは関係なく、同じ料金で利用できるオープンなサービスだが、DAZN for docomoが月980円になるのは、あくまでドコモユーザーのみとなる(ドコモユーザー以外もDAZN for docomoの契約自体は可能で料金は月1750円。dTVとのセットでの200円割引も適用される)。
元々のDAZNより大幅に料金が安価になるなど、ビジネスモデル面も気になるところだが、NTTドコモ 代表取締役社長の吉澤和弘氏によると、あくまで月980円の範囲内でレベニューシェアをしているとのこと。また目標については、100万契約はできるだけ早い時期に到達したいとした。
発表会後半にはJリーグやVリーグのトップのほか、現役選手、OBなどが登壇して、DAZN for docomoへの期待を語った。現在は日本サッカー協会の理事でもある元Jリーガーの北澤 豪氏は「子供にも入りやすい価格」とサッカー普及への貢献に期待したあと、「980円でも入れてくれない親がいたら僕に相談ください(笑)」との冗談で場内を沸かせた。