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魅惑のXperia周辺機器 第39回

何でもできる万能NCヘッドセット「MDR-1000X」:Xperia周辺機器

2017年02月05日 10時00分更新

文● 君国泰将 編集●南田ゴウ

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 今回ご紹介するXperia周辺機器は、欧州最大の家電見本市「IFA2016」で発表されたYouTube動画のインパクトが半端なくすごかったワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット「MDR-1000X」です。

 こうしたコンセプトムービーを見た後に実機に触れるとあまり感動しないこともありますが、MDR-1000Xはむしろ使ってからの感動のほうが大きいと言えるほど、秀逸なワイヤレスヘッドセットです。

 MDR-1000Xの凄いところは、ただXperiaとワイヤレス接続するヘッドセットというだけではなく、ワイヤレスでも圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケーリングして高音質再生が楽しめ、さらに業界最高クラスとされるノイズキャンセリング性能をもっている点です。

 わかりにくいかもしれないので、簡潔に機能を列挙してみましょう。

1.ワイヤレス(Bluetooth)+デジタルノイズキャンセリング
2.ワイヤレス(Bluetooth)
3.付属ヘッドフォンケーブル(約1.5m)を使ったデジタルノイズキャンセリング
4.付属ヘッドフォンケーブル(約1.5m)を使った通常ヘッドフォン

 以上4とおりのパターンで音楽が聴けます。

 Xperiaと相性が最高で、ハウジングにあるNFCを近づけてのペアリングもカンタンです。そして、その真髄はワイヤレス(Bluetooth)+デジタルノイズキャンセリングです。Bluetoothの対応コーデックはSBC、AAC、aptX、そしてSBCの約3倍にもなる情報量で音源を転送できる“LDAC(エルダック)”に対応しています。

 「Xperia Z4」以降のXperiaシリーズはLDACに対応しているので、ワイヤレスでも高音質で音楽再生が楽しめます。さらにMDR-1000Xは、ハイレゾ音源に対応したフルデジタルアンプ“S-Master HX”を搭載。特にハイレゾ音源ではよりディティール感を保ったまま、ノイズ感のないクリアな音が楽しめます。

 Xperiaはスマホでありながら、このヘッドセットが補って余りあるほどの高音質オーディオプレーヤーとして活躍してくれます。オマケですが、もしLDACに非対応のXperiaを使っていたとしても、MDR-1000X側でCD音源やMP3といった圧縮音源をアップスケーリングする“DSEE HX”機能を利用可能。いつもよりもグッと細かく音を再現します。

 次は非常に強力なデジタルノイズキャンセリング機能です。ヘッドセットの外側と内側に配置した2つのセンサー(マイク)で集音した騒音と音楽信号をすべてデジタル化し、DNC(デジタルノイズキャンセリング)ソフトウェアエンジンで“フィードフォワード”“フィードバック”の2方式で騒音を打ち消す逆位相の音を高精度に生成。

 原理は理解していなくても、ノイズキャンセルが今まで以上によく効きます。しかもノイズキャンセル特有の、耳が圧迫されるようなイヤな感じがほとんどないのもポイントです。

 便利機能もモリモリです。頭の大きさや形には個人差がありますが、その差を検出してノイズキャンセリング効果を最大限に発揮する“パーソナルNCオプティマイザー”機能もあります。

 使い方はとてもカンタン。“NC”ボタンを長押しするだけで試験信号音が「ピーヒョロロープルップー」と流れると、装着したユーザーの頭の形や髪型、メガネの有無、装着時のズレといった個人差を検出し、ベストな状態に合わせてくれます。

 これまではXperia側で室内や車内、飛行機の中といった状況を設定する必要がありましたが、MDR-1000Xは周囲の騒音を分析し、3つのノイズキャンセリングモードの中から最適なものを自動で選択してくれるので、何もしなくていいのがラクチンです。

 ワイヤレスでの音楽再生時は、ヘッドセット右側のハウジング部分をタッチすると音楽再生/一時停止/曲送り/曲戻し/音量調節/ハンズフリー通話・終話といった操作が可能。

 ノイズキャンセリングの効きはなかなか強烈で、周囲の雑音がほぼ消えてとても快適です。しかし今度は駅や空港でのアナウンスまで聞き逃してしまいそうになり、不安にもなります。そんな場合は、右側のハウジングに手で大きくタッチすると一時的に音楽の音量が小さくなり、周囲の音がヘッドフォン内に流れてきます。これがかなり便利なのです。

 人間とはぜいたくなもので「いちいち右のハウジング触るのがめんどう」という場合も、音楽を再生しつつ周囲の音も取り込みすべてが聞こえるモードや、騒音だけを低減して音楽に浸りつつ人の声が取り込めるモードも備えています。ノイズキャンセルを搭載しながらいちいちヘッドセットを外したり付けたりしなくてもよく、わずらわしさが減っているのがまさにツボです。

 ハウジングをタッチして再生系の操作ができるほか、着信時はそのままヘッドセットとして通話も可能。ハウジングを長くタッチするとAndroidの「Google Now」を呼び出せます。音声アシスタント機能を使って「明日の東京の天気は?」と話せば「明日の東京の天気は20度、快晴の予報です」などのレスポンスが得られる情報検索が可能。さらにXperiaの電話帳にある相手に電話もできてしまいます。

 MDR-1000Xがどれだけ便利で優秀でも、大きくて重いヘッドフォン型を持ち歩くのは……と思いがちですが、驚くことにコンパクトかつ軽量なのです。重量約275gと軽くヘッドバンドも細身で、ドライバーの大きさを考えるとかなりコンパクトにまとまっています。

 ハウジング部は折りたためるスイーベル機構を備えており、横向きにしてフラットにできるので持ち運び時にはさらに省スペースになります。付属のキャリングポーチに収めると小さくまとまり、カバンにもスッポリはいる可搬性の高さも持ち運ぶモチベーションをアップさせます。

 XperiaをMDR-1000Xのセットはノイズキャンセリングを駆使してどこでも音楽が楽しめるだけでなく、ワイヤレス環境でも高音質、さらに周囲の音を確認したり会話音声を聞き取ったりという実用面もカバー。持ち運びが苦痛にならないコンパクトさも実現しています。ぜひともXperiaとセットで持ち歩きたい周辺機器です。

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