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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第231回

モンゴルの大平原でポケモンを捕まえる技

2016年08月03日 10時00分更新

文● 柳谷智宣

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WiMAXは都市エリアのみ!
大草原では3Gが使える

 徹夜のまま朝5時に出発し、草原へ車を走らせる。非常に道が悪く、ドライバーの運転も荒い。しかも道ばたを馬や牛や羊や山羊が普通に歩いている。人間が誘導している節もなく、自由すぎる。建物がなくなり、ゲルという遊牧民の移動式住居が点在するようになると、WiMAXルーターの通信が入らなくなった。どうやら圏外になったようだ。同行者は3Gのモバイルルーターをレンタルしていたのだが、そちらは問題なく通信できる。まぁ、これは日本でも見られることなので仕方がない。

 もちろん3G接続でも充分ポケモンGOはプレイできる。ただ、周りに何もないので、ゲームにならない。なお、ここで本物の馬や牛に飛び乗って「ゲットだぜ!」という写真を撮ろうとしていたのだが、人の持ち物ということで同行者に止められた。

道ばたを普通に動物が歩いている

観光名所でもあるカメ石。確かにカメの形に見える

草原がどこまでも続いている

ポケモンGOは起動するが、やることがない

公衆Wi-Fiが超便利!
日本以上に快適だった

 現地の仲間にネットカフェに連れて行ってくれ、といったところ怪訝な顔をされた。5年前の情報では町中にあったはずなのだが。事情を聞くと、近年ウランバートルでは急速に公衆Wi-Fiが普及し、ネットカフェにはゲーム目的の学生くらいしか行かなくなったとのこと。

 公衆Wi-Fiとは言っても、広域をサポートするサービスがあるわけではなく、飲食店などの施設ごとにWi-Fiを設置。パスワードを店員が提供するようになっている。だいたいSSIDは店の名前になっており、暗号化キーは「1to8(12345678)」や店の名前に「99」を追加したものなどが多かった。パスワードは店員に聞けば、誰でも即答してくれる。

 驚いたのは公衆Wi-Fiの通信速度。30Mbps以上はざらで、50Mbps以上の店もある。筆者が泊まったのはお湯の出ないホテルだが、そのWi-Fiでも40Mbps以上出ている。画像のアップロードなどもサクサクできる。

 レンタルルーターは移動中もしくはWi-Fiのない店のみで利用するようにすれば、250MBでもなんとかやりくりできそうだ。とにかく、どこもWi-Fiが高速なのは恐れ入った。日本より快適なのだ。

アイリッシュパブでは50Mbpsオーバー。アプリの更新などをさせてもらった

中堅どころのホテルでも全館無料のWi-Fiあり。速度は40Mbps以上

 最終日にはグローバルWi-Fiから返却を促すメールが届き、返却場所も確認できる。昔、別の会社でレンタルしたルーターを返し忘れて家に持って帰ったことがあるので、このリマインドは助かるところ。カウンターは開いていたが接客中だったので、ポストに投函して帰宅した。アンケートも求められたので「非常に満足」と回答しておいた。

帰国当日の朝、返却を促すメールが届いた

返却場所を確認できる

ポストに投函すればOK。機材の入れ忘れに注意

アンケートに回答して完了

 ウランバートル、ネット事情だけは意外に高水準でびっくりした。筆者は、バブル前夜の国を探してあちこち放浪しているのだが、今回の視察でモンゴルは最有力候補になった。ネットがあるなら、今後も安心して出張に行けそうだ。


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。


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