セットアップ開始!
では早速セットアップしていきたい。まずは付属のCD-ROMを接続したいPCにセット。「Driver」と「JRiver」というフォルダーがあるので、「Driver」フォルダー内の「setup.exe」を実行して、ドライバーをインストールする。
続いて機器の接続。PCと本製品を付属のUSBケーブルでつないだら、ボリュームダイヤルを右に回して電源をONにする。ドライバーと本製品の関連づけ作業が始まるのでしばらく待ち、PCの再起動を促すダイアログが表示されたら、指示通りに再起動する。
最後に再生デバイスの設定だ。デスクトップ右下の常駐領域にあるスピーカーアイコンを右クリックして、「再生デバイス」を選択。開いた画面で、「デジタル出力 BRAVO-HD HS USB Audio」を選択し、「規定値に設定」をクリック、その後「OK」ボタンをクリックして閉じる。
再生ソフト「JRiverMediaCenter」をセットアップ
さて、以上で基本的なセットアップは終了したが、DSD対応の再生ソフトが筆者の手元にない! Windowsメディアプレーヤーでも再生できない! でもご安心あれ。本製品にはDSDの再生も可能なハイレゾ対応の再生ソフト「JRiverMediaCenter」(トライアル版)が付属している。30日間は機能制限なく使えるので、お気に入りの再生ソフトが見つかるまではこちらを使おう。
インストールは、ドライバー導入時に使用したCD-ROM内にある「JRiver」フォルダーを開き、「MediaCenter210050.exe」を実行する。以後はウィザード画面に従ってインストールを終えればOK。ソフトを起動したら、まずはメイン画面から「Tools」→「Language」→「Japanese」を選択して日本語表示に変更しよう。
次に、この再生ソフトがPAV-HADSDからDSD音源の音を出せるように初期設定を行なう。メイン画面から「プレイヤー」→「再生オプション」をクリック。「オプション」画面が開くので、「デフォルトのオーディオデバイス」→「BRAVO-HD[ASIO]」を選択する。
あとは同じ手順で、「デバイスの設定」→「DSDヒットストリーミングをDoPデータ形式にする」にチェックを入れ、「ビットストリーミング」→「カスタム」→「DSD」にチェックを入れたら完了だ。
出力設定を可視化、ワンタッチで変更できる
本製品のハイレゾ音源用ドライバーは、使いやすい確認・設定画面を備えているのも特徴。現在再生中の音源情報を表示したり、出力設定を変更できる。
ドライバーをインストールすると、デスクトップ上には「BRAVO-HD Audio CPL」というショートカットが作成される。さっそくダブルクリックで起動してみよう。
画面上部はWASAPI経由で再生されているサンプリングレートとビット数の設定、画面下部ではASIO経由で再生されている音源のビット数やバッファーサイズの設定が可能だ。設定変更は、各項目をクリックするだけでいい。
ちなみにWASAPIやASIOというのは、オーディオドライバーの規格名だ。WASAPIはMicrosoftが作ったもので、Windows Vista以降から実装されている。一方、ASIOはドイツのスタインバーグというメーカーが作ったもので、ほぼ業界標準。多くの機器やソフトで使われている。
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