歩いてくる猫をAF-C連写でフォーカスを合わせ続ける
日陰から動かないというのも猫らしくて好きだけど、わざわざα6300を持ち出した意味はない。まあ天候と猫には勝てないですな、とベンチに座って水分補給してたらこっちへ歩いてくるヤツがいるではないか。
さっき木陰で寝てた猫。太陽が動いて日差しが当たって目が覚めちゃったにちがいない。で、暑くて水を飲みに行くのだ(きっと)。
そうなったらα6300の出番。AF-Cモードで連写にして、歩いてくる猫の顔にフォーカスを合わせ続けてくれるか。
とっさに縦位置で構え、AF-Cで連写。
その中の1枚がこちら。
α6300はAPS-Cサイズセンサーでピントの合う範囲が狭い(つまり背景がボケやすい=ピンボケすると目立つ)のだけど、ちゃんと顔にピントが来てる。
よく見ると、炎天下でもちょくちょくと猫は歩き回ってるのだ。午後遅くなると、猫も活動の時間で、夕方のごはん(地域猫としてちゃんと管理されてて公認の猫ボランティアさんが世話をしてるのだ)が近くなると三々五々集まってくるもよう。
てくてくと歩いてくる別の猫を望遠で連写。
どんどん近づいてきてすぐ目の前を横切る瞬間までピントをちゃんと合わせ続けてくれたのであった。
えらい!
突然歩いてくるヤツもOK。
タッチパネル未搭載が残念だけど、この速いAFと連写と高画質は超魅力的。外猫撮りが楽しくなる。
でもまあ、夏は暑いよねえ。ごろごろ。
次回はα6300の高速AFさまに頼って、室内のちょこまか動き回る子猫を(また子猫です)。
■Amazon.co.jpで購入
小さな工夫でプロ級に!デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書)荻窪 圭(著)宝島社
古地図とめぐる東京歴史探訪 (ソフトバンク新書)荻窪 圭(著)ソフトバンククリエイティブ
デジタル一眼レフカメラが上手くなる本 基本とシーン別の撮り方60上原 ゼンジ、桃井 一至、荻窪 圭(著)翔泳社
デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方荻窪 圭(著)MdN
古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド (玄光社MOOK)荻窪 圭(著)玄光社
筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
この連載の記事
-
第865回
デジカメ
4つのカメラを搭載したサムスン電子「Galaxy S24 Ultra」は猫の顔アップもピシッと撮れる -
第864回
デジカメ
”猫撮影の基本”第3弾! 背景やボケ具合をコントロールするとよりイメージどおりの写真が撮れる -
第863回
デジカメ
”猫撮影の基本”第2弾! 広角と望遠の特性を知って使い分けると写真のバリエーションがぐっと広がる -
第862回
デジカメ
構える高さを工夫すると猫写真は大きく変わる! 新年度なのであらためて猫の撮り方ノウハウをご紹介 -
第861回
デジカメ
10年前に撮った猫とまさかの再会! 数年ぶりに出会っていた猫たちの写真をライブラリーから探し出した -
第860回
デジカメ
膝の上で気持ちよさそうにしている猫を親指シャッターやアクロバティックな体勢で自撮り! -
第859回
デジカメ
富士フイルム「X100VI」は発売前から大人気! 歴代「X100シリーズ」で撮った猫写真を集めてみた -
第858回
デジカメ
ぱぱっと設定できて程良い距離感で猫が撮れる! 富士フイルム「X100VI」は楽しい趣味カメラだ -
第857回
デジカメ
噛んだり、テレビを見たり、眠ったり……うちの黒猫ミルならではの瞬間を狙ってみた -
第856回
デジカメ
望遠に強い「OM SYSTEM OM-1 Mark II」+100-400mmレンズで寝ている猫を“どアップ”で撮影 -
第855回
デジカメ
ロゴが「OM SYSTEM」に変わった「OM-1 Mark II」を持って早速猫撮影へ - この連載の一覧へ