PDF閲覧アプリの「GoodReader 4」は本連載でも何度か取り上げた。現在は、PDF閲覧・編集アプリも多数登場しており、高機能なのに無料ということも多い。そんな中、「GoodReader 4」は600円という値付けなのに、今でも人気。その理由はファイラー機能だ。そこで今回は「GoodReader 4」のファイラー機能の使い方に絞って紹介する。
iOS最強レベルのファイラーを使いこなす
本連載の第1回でも取り上げた「GoodReader」は、PDFビューワーとして登場したが、画像やOfficeファイル、HTMLから、画像や動画まで表示できるようになり、神アプリに認定。2014年には最新版「GoodReader 4」を紹介している(「第45回 Googleドライブに対応! 新しくなったPDFビューワー「GoodReader 4」を徹底解説」参照)。
さらに2年経ち、バージョンは同じく4のままだが、いろいろと更新はされている。例えば、最新のバージョン4.12.0ではiPad Proに対応した。PDF閲覧・編集機能には大きな違いはない。しかも、PDF閲覧・編集ソフトは徐々に増えており、使える無料アプリも登場している。しかし、今でも600円という値付けのままで売れているのは、ファイラー機能が人気だからだ。
ファイラーとはファイル管理アプリのことで、Windowsで言うなら「エクスプローラ」のこと。iOSの場合、ユーザーがファイルを管理しないような仕組みになっているので、標準のファイラーは存在しない。とは言え、メールで送られてきたファイルを編集して送り返したり、飛行機の中などネットが使えないところで資料を作成するなど、自分でファイルを管理したいこともある。そんな時に活躍するのが「GoodReader 4」。アプリ内にファイルを保存することができ、管理することができるのだ。
クラウドやメール、サーバー、ほかのアプリなどからファイルを取り込み、閲覧・編集するほか、ファイル名の変更、コピー、移動、別アプリで起動などが可能。一番のウリはzipファイルの圧縮と解凍ができるところだ。まずは、ファイルの取り込み方法から紹介していく。
クラウドサービスからファイルをダウンロードする
「Connect」ボタンをクリックすると、各種クラウドやメール、FTPサーバーなどを登録し、ファイルをダウンロードすることができる。まずは「Add」をタップし、一覧からサービスを選ぼう。有名クラウドサービスでは、OneDriveやDropbox、Google Drive、box.comなどをサポートしている。サービスを選んだら、登録名を付けて、自分のアカウントでサインインして連携を許可すればいい。これで、「Known Servers」に登録されるので、次回からはワンタップでファイルにアクセスできるようになる。
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