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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第446回

コツをつかんできれいに撮る! 夜の猫の撮影テクニック

2016年02月26日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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突然訪れる猫撮影チャンスは無理せずスマホで撮影

 偶然、猫と出会ったときはiPhoneを使う。iPhone 6s Plusは手ブレ補正がついてるので夜にも強い。

 車と塀の影に何やら黒いモコモコしたものがいて、なんかあやしいぞとそっと覗いたら目が合っちゃったのだ。夜の黒猫。

 目が合ってしまったらもうバッグからカメラを出す余裕はなし。

 一番手早く取り出せるスマホで狙ってみた。

カメラを出そうとごそごそしたら逃げちゃうなと思ったので手に持っていたiPhoneでそっと。車と塀の間でちょっと黒いしっぽが見えてたのだ(2016年1月 アップル iPhone 6s Plus)

カメラを出そうとごそごそしたら逃げちゃうなと思ったので手に持っていたiPhoneでそっと。車と塀の間でちょっと黒いしっぽが見えてたのだ(2016年1月 アップル iPhone 6s Plus)

 ライトはオフにしておくこと。

 上から撮るときは目線が大事。猫が上を向いてくれるといい感じに可愛く撮れる。人でも猫でも上から撮るときはカメラ目線が基本。

 結構、人通りが多い駅からの細い道沿いなのだが、夜だとほとんどの人が猫に気づかないのだろうな。互いにちょっとびっくりなのでありました。

 猫が人なつこい時はいつもと同じく低い位置で、腕を地面につけて固定すると手ブレしづらくなるので撮りやすい。

 白猫は少しマイナスの補正で。背景が暗いからそうしないと猫が白くなりすぎちゃうし、ちょっと暗い方が夜っぽい。

夜の白猫を。夜の白猫と夜の黒猫。撮りやすいのは白猫である(2013年10月 オリンパス OM-D E-M5)

夜の白猫を。夜の白猫と夜の黒猫。撮りやすいのは白猫である(2013年10月 オリンパス OM-D E-M5)

 季節が変わって夏。

 夏は寒くなくていいよね、という話もあるが、夏の夜の公園なんて蚊がいっぱいいるので、やはりじっとしてるのがつらい。

 この日は、たまたま深夜にセミの羽化を撮影しようと夜の公園に出かけてたのである。

 羽化しようというセミの幼虫を見つけたはいいが、いい瞬間まであと10分ほどありそうで、それをじっと待ってるとこちらが蚊に食われて大変なことになるのでぶらぶらしてたのだ。そしたら、公園のあずまやに猫がいたのである。

 夏だからここの方が風通しがよくて涼しかったのだろうな。人なつこい猫だというのはわかっていたので、ぐっと近づいて下から。

あずまやの木の柱を上手につかってくつろいでた猫。夜なので目がまんまる(2015年8月 オリンパス OM-D E-M1)

あずまやの木の柱を上手につかってくつろいでた猫。夜なので目がまんまる(2015年8月 オリンパス OM-D E-M1)

 首筋に怪我をしてるようだが、この猫をよく知ってる人にあとで聞いたところによると、どうも怪我ではないらしい。

 ともあれお大事に。

きれいなハチワレ。目がまん丸になっていることからもすごく暗い場所だってのがわかってもらえると思う。ひたすらカメラの手ブレ補正機能さんがんばって、と祈りながら撮影したのだった(2015年8月 オリンパス OM-D E-M1)

きれいなハチワレ。目がまん丸になっていることからもすごく暗い場所だってのがわかってもらえると思う。ひたすらカメラの手ブレ補正機能さんがんばって、と祈りながら撮影したのだった(2015年8月 オリンパス OM-D E-M1)

 もう1匹、夜は冷たくて気持ちよいであろう石のテーブルで発見。

 夜の誰もいない公園は猫が堂々とくつろげる場所なのであった。そこを邪魔してすまんかったが、向こうも不用意に近づいてこなければいいよ、という感じだったのでよいのである。

 あ、冬の夜猫を撮るときは風邪をひかないようお気をつけを。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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