「Xperia Z Ultra」は、画面が大きくてとても使いやすくてお気に入りになっていたのですが、唯一困った点がありました。それは、タブレットのように使っている時は画面が大きく見やすいため便利なのですが、電話として使おうと耳に当てると、その大きさから通話している姿が異様に目立ってしまうということです。
海外ではタブレットやファブレットで話をしている人もいるのですが、日本に関しては「電話=小さいモノ」が当たり前になっていることもあり、「Xperia Z Ultra」で電話しているとかなりの注目を浴びてしまいました。
話している本人にはあまり自覚症状がないのですが、周囲からみるとやはりデカイそうです。たしかに、通話中の姿としてはさすがに……。
そんな事を見越してか、ソニーモバイルから超素敵なグッズが登場しました。ワイヤレスヘッドセット「SBH52」です。
本体サイズは約25(W)×8(D:クリップを含むと約13mm)×88(H)mmと細長く、約23gとかなり軽いワイヤレスヘッドセットです。イヤホンをつないで音楽をワイヤレスで楽しめむことに加えて、本体背面にマイクと受話スピーカーが本体背面に搭載されているので、ハンズフリーで通話したり音声をイヤホンなしで聴けたりします。
「SBH52」のセットアップにはペアリングをする必要がありますが、NFCを搭載しているので、お互いにNFCマークを近づけるだけでカンタンに設定できてしまいます。このころから、NFCのお手軽ペアリングの虜になっていったものです。さて、電話の着信があると「SBH52」のアクションキーを押してすぐに通話できます。
プルプルプルプルッ!ピッ!「あーもしもしー」
「Xperia Z Ultara」をかざしているのに比べたら、こんなにひっそりと電話できるのです!
それむしろ小さすぎて余計に目立つのでは? というツッコミはしてはいけません。大きすぎて恥ずかしかったんだから、このくらい小さくていいんです! 使い方には3パターンあり、いわゆる手に持って電話する「ハンドヘルド」でも、イヤホンを耳に挿して本体はカラダからぶら下げておく「ハンズフリー」としても、スピーカーを使っても通話できます。
まだまだ便利な機能はあります。「SBH52」は2台の機器を登録すると、それぞれどちらか一方を使う(シングルポイントモード)と、2台同時に接続してどちらからでも着信に応答できる(マルチポイントモード)も使えちゃいます。
マルチポイントに設定しておくと、たとえば「Xperia Z Ultra」から「SBH52」で音楽を聴いたり、動画を見たり、イベント通知を受け取ったりしながら、もう1台の「Xperia Z1 f」に着信があったら、そのまま応答なんてこともできます。
大きいXperiaと小さいXperia、どちらも持ち歩きたい2台持ちユーザーには、願ったり叶ったりの機能です。ちなみに、両方とも着信・通話できる状態で片方の機器で通話している時に、もう一方の機器に着信があった場合は割り込み通話はできません。
もちろん「SBH52」は通話以外にも使えます。一般的なワイヤレスユニットというと、そこにイヤホンを挿して音楽を聴きますが、「SBH52」にはスピーカーが内蔵されているので、イヤホンを付けていないとそのままスピーカーから音声が再生されます。
つまり、電車の中でうっかりイヤホンをつけ忘れて再生ボタンを押そうものなら、自分の趣味丸出しの音楽が車内に響き渡ることになるので注意が必要です。
音楽を聴く場合には「SBH52」のディスプレーに表示されたメニュー画面から音符マークを選ぶと再生。曲送りや曲戻し、音量も物理キーで操作できたり、再生中のアーティスト名と楽曲タイトルもディスプレーに表示されるため、コントローラーとしてもなかなか優秀です。
ムービーアプリで動画を見るときも音声を「SBH52」で聴けます。しかも、「nasne」から「Xperia Z Ultra」に“おでかけ転送”した動画をムービーアプリで視聴する際は、送りボタンや戻しボタンを押すとチャプター飛ばしができるので、これまた便利だったりします。
アプリ通知機能もあり、たとえば「カレンダー」の予定や「メール」、「メッセージ」を「SBH52」のディスプレーに表示することも可能。画面が小さいため表示できる範囲はごくわずかですが、確認できるというメリットがあります。
さらにおもしろい使い方として「テキスト読み上げ」を有効にしておくと、そのまま文章を読み上げて「SBH52」から再生させることもできます。「SmartWatch」などに搭載されているアプリ通知機能が使えるので、なかなか楽しめるグッズです。
繰り返しますが、これも電源オンで音量が上がっているのにイヤホンをうっかり外してしまうと、通知が来た際に「SBH52」のスピーカーからいきなり読み上げボイスが出て、本気でびっくりしますのでご注意を!
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