ISO 25600までは常用可能
X-T10の画質をチェック!
感度別撮影サンプル
レンズは「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」を使用。最高感度はISO 51200まで設定可能で、高感度での性能はかなりいい。ISO 1600くらいからノイズが出はじめてきて若干だがディテールに影響してくるのがわかるが、気になってくるのはISO 25600を越えたあたりから。
ISO 51200までいくとかなり盛大にノイズが出て、偽色も出てくるが、意外にディテールが残っている。ノイズの出方は大きいが、大幅にディテールが損なわれるわけではないので、十分に使いようはある。常用感度としてはISO 25600くらいまでならそれほど気になることはないだろう。
フィルムシミュレーションの一例
「フィルムシミュレーション」は銀塩フィルムの色をシミュレートし、主に色合いを変更する機能。デフォルトではスタンダート(PROVIA)が設定されている。
最新のクラシッククロームはフィルムの発色ではないが深みのあるちょっとくすんでいるような発色は落ち着きがあって好印象だ。
銀塩フィルムのポジやネガを使っていた人達には懐古的な楽しみ方ができ、知らない世代でも微妙な発色の違いを楽しめる
フルオートからこだわりの撮影まで
万人に対応できる1台
見た目の好みにもよるが、基本機能は上位モデルのX-T1とほぼ同じなので、できることに差はほとんどない。むしろ軽い分、取り回しはしやすいだろう。
クラシカルな外観と相まってライトなイメージがあり、気楽な気分で扱いつつもその気になれば豊富な撮影機能や使いやすいマニュアル操作で思い通りに仕上げる楽しみ方もできる。
X-T1には搭載されていないシーン自動認識オートの「アドバンストSRオート」にワンアクションで切り替え可能なのも優しい設計だ。ミラーレスデビューに選んでも撮影モードで困ることはなく、万人向けのデジカメといえるだろう。
(次ページに続く、「高速なAFと4K解像度の30コマ連写が可能 パナソニック DMC-G7」
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