小型軽量、なおかつデジタル一眼レフ並の画質で写真が撮れるのがミラーレス一眼の特徴だ。
最近のトレンドはEVFを搭載し、カメラを構えて撮る“一眼レフスタイル”が可能なこと。もちろん背面モニターも搭載しているので“コンデジスタイル”で撮ることもできるが、明るい屋外などでは外光の反射が邪魔になってしまう場合もある。
EVFなら周りは遮光されるので明るい屋外でも使いやすいし、背面モニターだと顔との距離をある程度取る必要があるが、EVFなら顔に近づけて撮ることもでき、安定してホールディングが可能だ。
また、背面モニターがカメラ正面を向くことで、自分撮りが可能になっている機種も増えている。この機能はミラーレス機では標準になっていくかもしれない。
自撮りもできるオシャレなミラーレス一眼
キヤノン「EOS M10」
キヤノンのミラーレスシリーズ「EOS M」に新たに加わったのが、今回取り上げる「EOS M10」(ボディーのみの実売価格は4万4000円前後)。シリーズの中ではエントリークラスとなり、自撮り可能なチルトモニターを備えている。
基本的な機能は同シリーズの上位モデル「EOS M3」に近い。有効約1800万画素の「ハイブリッド CMOS AF II」を採用するので「M2」と同等と思えるが、画像処理システムには最新の「DIGIC 6」が採用されている。
また、AFの測距点が49点とM2よりも増えており、M3と同じになっている。撮像素子の画素数は実用性重視で控えめにしつつも、機能面では現在の最新のものが搭載されている。
M10は、今までのMシリーズで培った機能をベースに軽快さや快適さをウリにしている。カラーバリエーションは3つ(ブラック、グレー、ホワイト)から選択可能で、7種類のフェイスジャケット、2種類のグリップを好みで組み合わせることができる。
ボディーデザインがシンプルなので、アクセサリーで好みに着飾れるのは需要がありそうだ。
(次ページに続く、「沈胴式の新レンズを採用 EOS M10の画質をチェック!」
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