いまやYouTubeやNetflixなどのネット動画が全盛だ。そんな中、敢えて放送やテレビ番組の魅力を知り、その魅力を存分に楽しむツールとして、あらためて全自動録画(以下、全録とする)に注目していこうというのが、この企画だ。
放送をもっと深く楽しみ、仮に見逃してしまったシーンがある場合でも簡単に見返せる機器の特徴に触れながら、そのメリットを紹介していく。
登場人物はベテラン編集者のスピーディー末岡と新人のドリブルまつなが。その説明に先立って、全録機が支持されている理由を振り返ろう。ネット配信が大きく普及し、さまざまなコンテンツを好きな時に楽しめる環境が整った現代だからこそ、ぜひお伝えしたい内容だ!
いま全録を使う意味をおさらい!
1. 放送コンテンツはネットには完全にアーカイブされない
ネット上には多くのコンテンツがあるものの、テレビ番組のすべてがアーカイブされるわけではありません。特に以下のような番組は、見逃すと再視聴が難しい。
・ローカル番組(地域限定のニュースやバラエティ)
・スポーツ中継(配信サービスが限られているものもある)
・特定のバラエティ・報道番組(権利の関係で一部しかネット配信されないことが多い)
しかし、全自動録画なら、すべての番組を網羅的に保存できるため、あとから自由に視聴できるようになる。
2. 配信サービスの制限
ドラマやアニメなどのプレミアムコンテンツは、動画ストリーミングサービスやネットでの後追い配信などで楽しめる機会が増えてきた。とはいえ、以下のような制約もある。
・配信期間が限られる(1週間で消えるなど)
・すべての番組が見られるわけではない
3. 録画予約の手間が不要
通常の録画機にはない全自動録画のポイントは、視聴したい番組を個別に予約する必要がない。録画のし忘れによる見逃しの心配がないので、話題になった番組をあとから視聴できる。SNSで話題になった番組をすぐ確認できるし、推しの出演者が情報番組にスポットで登場したり、番宣などの特別番組などが急遽編成されたことを後から知った場合でも、さかのぼって番組を視聴できるというメリットがある。
4. 高画質で視聴できる
ネット配信の動画は、回線速度やサービスの仕様によって画質が変わることがある。一方、録画機なら放送時の高画質のままでの保存もできるので、安定した視聴が可能だ。
ネット配信が充実しているとはいえ、テレビ番組をすべてカバーできるわけではない。「好きな番組を逃さず、高画質で、自由に視聴できる」というメリットを求める人にとって、全録機は依然として価値がある製品なのだ。
