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組みたい自作PC構成まるわかり!! 第4回

【今月の自作PCレシピ】Skylakeで組む2台の小型マシン

2015年10月31日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII.jp

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ゲームも遊べるハイスペックコンパクトマシン

 まず1台目は、コンパクトなキューブ型PCケースに最新パーツを詰め込んだ、ゲームも動画編集も快適に行なえるPC構成だ。

 最大4GHz動作の「Core i7-6700」や、ヌルヌル描画でゲームを遊べる「GeForce GTX 960」搭載ビデオカードのELSA「GeForce GTX 960 2GB S.A.C SS(GD960-2GERXS)」をチョイス。ほかにも、M.2 SSDのSamsung「MZHPV256HDGL-00000」(容量256GB)、東芝「MD04ACA200」(容量2TB)などを採用している。

 「Windows 10 Home」のリテール版込みで20万円台になるものの、高速なM.2 SSDと2TB HDDのデュアルドライブ構成やネイティブで高速なDDR4-2400動作に対応し、AdobeのPhotoshopやLightroomも余裕な容量16GB(8GB×2枚)メモリーなど、スキのない構成になっている。

 なお、「Windows 10 Home」のリテール版およびダウンロード版は、価格改定が予定されている。11月6日以降に出荷される製品はパッケージデザインが変更され、3800円値上げされる。旧パッケージのショップ店頭価格は据え置きになると思われるが、在庫次第なので価格改定前に手に入れておいたほうがいいだろう。

BUY MORE秋葉原本店
コンパクトゲーミングマシン構成
CPU Intel「Core i7-6700」
(4コア/8スレッド、定格3.4GHz、最大4GHz)
4万4700円
CPUクーラー CRYORIG「C7」
(TDP 100W、47mm厚)
5280円
マザーボード GIGABYTE「GA-Z170N-WIFI」
(LGA 1151、Z170、Mini-ITX)
1万9330円
メモリー センチュリーマイクロ「CK8GX2-D4U2400/MIC」
(PC19200 DDR4、8GB×2枚)
2万6980円
SSD Samsung「MZHPV256HDGL-00000」
(M.2、256GB、AHCI)
2万7980円
HDD 東芝「MD04ACA200」
(3.5インチ、2TB、SATA3)
8480円
ビデオカード ELSA「GeForce GTX 960 2GB S.A.C SS(GD960-2GERXS)」
(GeForce GTX 960、GDDR5 2GB)
3万1480円
光学ドライブ LGエレクトロニクス「GH24NSC0 BL BLK」
(5インチ、DVDスーパーマルチ)
1980円
電源ユニット Cooler Master「V550 Semi-Modular(RS550-AMAAG1-JP)」
(80PLUS GOLD、550W)
1万1880円
PCケース Cooler Master「Elite 130 Cube(RC-130-KKN1-JP)」
(Mini-ITX)
7480円
ケーブル Ainex「SATR-3105BK」
(SATAラウンドケーブル、50cm)
910円
OS Microsoft「Windows 10 HOME パッケージ版」 1万4900円
総額   20万1380円

※価格は10月27日調べ。店頭価格ならびに在庫を保証するものではありません。

注目パーツはコレ

CPUは、最大4GHzで動作する4コア/8スレッドの「Core i7-6700」。TDPは65W

Samsung製M.2 SSD「SM951」シリーズの容量256GB、AHCIタイプの「MZHPV256HDGL-00000」。「Windows 7をインストールするなら、AHCIタイプでキマリ」という猪狩氏。なお、M.2 SSD使用時はマザーボードのBIOS(UEFI)を最新にアップデートするのがオススメとのこと

マザーボードには「Z170」チップセット搭載のGIGABYTE「GA-Z170N-WIFI」をチョイス。PCI Express x4接続のM.2スロット(基板裏面)や、最大867Mbpsの11ac無線LANなどを備える

インテル製コントローラー採用のギガビットLAN×2やType CタイプのUSB3.0ポートなどを備える

ビデオカードはカード長が173mmと短いELSA「GeForce GTX 960 2GB S.A.C SS(GD960-2GERXS)」。「GeForce GTX 960」を搭載。準ファンレス動作にも対応する

出力端子はデュアルリンクDVI×1、DisplayPort×3、HDMI×1を備え、最大4画面の同時出力に対応する

CPUクーラーはTDP 100WまでのCPUに対応した、全高47mmのCRYORIG「C7」を搭載。エアフローの少ない小型PCケースでも、CPUの冷却に不安を感じることはないだろう

高品質、高信頼なメモリーを提供するセンチュリーマイクロの8GB×2枚セット「CK8GX2-D4U2400/MIC」。ちょっと高いが、高い品質とネイティブでDDR4-2400動作に対応しているのが魅力だ

キューブ型Mini-ITX対応PCケースの定番モデルCooler Master「Elite 130 Cube(RC-130-KKN1-JP)」。長さ343mmまでのビデオカードや、奥行き180mmまでのATX電源ユニットに対応。ケースサイズは240(W)×398.5(D)×207.4(H)mmになる

拡張ベイは5インチベイ×1、3.5インチベイ×3(内1基は5インチベイと排他)、2.5インチベイ×5(内3.5インチベイ×2、3.5インチベイ×2と排他)を備え、フロントに120mm、サイドに80mmファンを装備

フロントに、120mmラジエータータイプの簡易水冷を搭載することも可能だ

 そのほか、80PLUS GOLD認証を取得する出力550WのCooler Master製電源ユニット「V550 Semi-Modular(RS550-AMAAG1-JP)」や、東芝の容量2TB HDD、LGエレクトロニクス製DVDスーパーマルチドライブをチョイスしている。

 動画のエンコードや編集は行なわず、遊ぶゲームがライト級なら、CPUとビデオカードをグレードダウンするのもアリ。4コア/4スレッドの「Core i5-6500」や「GeForce GTX 750 Ti」なら、16万7000円程度で組むことが可能になる。

 なお、M.2 SSDを2.5インチSSDに変更するのもコストダウンの手だが、後々交換するだけでパワーアップできるCPUやビデオカードと違って、OS再インストールの手間が必要になるので、爆速なM.2 SSDのままのほうがいいだろう。

→次のページヘ続く (リビングにもマッチするコンパクトマシン

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