初心者でも大丈夫! 登録・システム・操作・TIPSを写真と動画で解説

戦艦!主砲!轟沈!『World of Warships』でオンライン海戦を楽しむ方法

2015年10月29日 11時00分更新

文● 佐藤ポン イラスト●村正みかど 編集●南田剛志、村山剛史/ASCII.jp

前半はTier1の米巡洋艦「Erie」、後半はTier2の独巡洋艦「Dresden」でそれぞれ敵艦を撃沈する様子を収めた動画。最初はのんびり航海しているように見えるが、撃ち合いが始まると一転して忙しくなる。遠距離の敵を狙うと、弾は一直線に飛ばず、山なりに飛んでほぼ真上から敵艦に突っ込むことがわかる。WoWsならではの射撃感覚を早めに掴んでおこう。

WoWsを始めたばかりの艦長の仕事は?

 ゲームを起動すると「港」と呼ばれる画面が表示されるはずだ。ここではプレイヤーが所有している艦が一覧表示される。始めたばかりは日本の「Hashidate」とアメリカの「Erie」、ソ連の「Orlan」、ドイツの「Hermelin」の4隻だけが表示されているはず。このどれかを選んで海戦に出撃するわけだ。

 WoWsに登場するすべての艦は「Tier」と呼ばれるランクが定められている。Tierとは、その艦のグレードのこと。初めから持っている4隻の艦はすべてTier1で、各国の最上級艦はTier10だ。

ゲームを始めると、日米独ソの4隻がお出迎え。(C) Wargaming.net

 より上位の艦を入手するには、所持している艦の経験値とクレジット(ゴールド)を貯めればよい。海戦に出撃するたびに戦果に応じて経験値とクレジットを入手できるので、ゲームが不得意でも何回も戦えば艦のグレードはどんどん上がっていく。

 ここで注意が必要なのは、ゲットできる上位艦は同じ国の艦で稼いだ経験値でなければならないということ。もしも日本の〈大和〉や〈島風〉が欲しい場合は、ひたすら日本の艦で戦う必要がある。どれだけの手順を踏めばTier10の艦を入手できるかは、画面上部のメニューにある「技術ツリー」をクリックすれば確認できる。

 初めの4隻はすべて巡洋艦だが、Tierが上がると駆逐艦や戦艦、空母を選択可能になる。『早く大口径の戦艦でドンパチしたいぞ!』という人も多いかと思うが、ゲームに慣れるまでは巡洋艦の艦長として活躍しよう。とくに空母は操作方法が特殊なので、まずはオールマイティーな巡洋艦でゲームシステムを把握しておくと吉だ。

史実の開発国ごとに「開発ツリー」が存在する。これは日本の開発ツリー。縦軸は艦種、横軸がTierだ。最下段の左から2つ目に「Yamato」が! (C) Wargaming.net

 また、Tierは対戦相手のマッチングにも影響する。WWII以前の艦が〈大和〉に立ち向かっても勝てるわけがないので、WoWsの対戦は、自分と近しいTierの相手としかマッチングされない仕組みになっている。とてもよくできたシステムだ。

 なおWoWsは、いずれかの国に属して戦うゲームではない。史実の開発国をベースとして分類された“開発ツリー”を自由に行き来しながら、各国の気になる艦を気ままにプレイしたり、目標の艦を決めてもくもくと1ヵ国の開発ツリーを進めるといったことが可能。幅広いプレイスタイルに対応していることも魅力の1つだ。

 そのため対戦では、毎回各国の艦が敵味方に入り乱れて配置される。Tierが進めば、〈大和〉と〈アイオワ〉が轡を並べて突撃するといったマニア感涙のシチュエーションが見られるわけだ。

というワケでTier1の米「Erie」でレッツ・バトル!

 港で「Erie」を選択すると、画面中央に巡洋艦が表示される。マウスドラッグとマウスホイールで艦をいろいろな角度から眺められるので、まずはジックリと見てほしい。砲塔はもちろん、救命用の浮き輪などの小物まで、できる限り史実に忠実に作られている(緻密なグラフィックを支える役職・ミリタリーアドバイザー宮永氏のインタビューはこちら)。軍艦マニアでも納得できるハズだ。

まずは米Tier1巡洋艦「Erie」でプレイしてみる。(C) Wargaming.net

 艦の見学を終えたら、いよいよ海戦へゴー! WoWsのバトルモードは3種類あり、それぞれの特徴は以下だ。

ランダム戦
 最大12対12の対人戦。味方以外の艦はすべて敵! 赤いアイコンの艦をすべて撃沈せよ。

Co-op戦
 練習用の対CPU戦を楽しめるモード。戦闘後に得られる経験値とクレジットは少ないが、相手はCPUなので対人戦よりは勝ちやすい。どうしても人間と戦いたくないプレイヤーはコレを選ぶべし。

ランク戦
 序盤は選択できないゲームモード。ゲームをプレイし続け、プレイヤーの「任務記録(実績のようなもの)」が“9”になると選択可能に。全25段階のランクをかけて戦う。

 ゲームを始めたばかりの人は、悪いことは言わないので「Co-op戦」を選択しよう。対CPU戦ならば奇襲もされにくいので、艦の操作に慣れるには最適。画面上部の「戦闘開始」ボタンの右隣に表示されている「ランダム戦↓」をクリックし、「Co-op戦」に切り替える。続いて赤い「戦闘開始」ボタンをクリックしよう。

ゲームモードは画面最上段のプルダウンメニューから選択できる。(C) Wargaming.net

軍艦は急に止まれない! 慣性が働く艦の挙動に慣れよう

 艦の操作方法は「F1」を押すと表示される。必ず覚えておきたいのは、「W」が前進、「A」が左、「D」が右にそれぞれ舵をきれる。ここまで説明すると「FPSと同じだ」と感じる人がいると思うが、じつは少々異なっている。

 艦の前進は4段のギアになっていて、そのギアに入れておくと自動的に設定された速度で航行を続け、Wを押し続ける必要がない。ギアの上下は「W(UP)」と「S(DOWN)」。キーを一度押すごとにギアが一段変わるため、停止状態から全速力で航行するにはWを4回押せばよい。速度は落ちるが後退も可能。

 本作ならではの動きとして、慣性が働くことが挙げられる。FPSの主人公と違い、WoWsは数万トンの艦船を操作するので、ギアを入れたところですぐにはマックススピードに到達しない。徐々に速度を上げて、数十秒後に最大速度に至る。

 また、左右の舵も同じで、「A(左)」キーを押しても、すぐには旋回しない。速度が乗っていればそれだけ慣性が働き、海上でドリフトをするようにゆっくり曲がる。なお、左右の舵はそれぞれ「Q」キーと「E」キーでロックできる(曲がり続けられる)ので、こちらも頻繁に使うようならば慣れておくとよい。

画面左下に注目。突出すると集中攻撃を受けがち。他艦とスピードを合わせるだけでも被害が断然違ってくる。(C) Wargaming.net

(次ページでは、「戦闘終了後は経験値を使ってお楽しみ! モジュールで艦を強化」)

この記事をシェアしよう

ASCII.jpの最新情報を購読しよう