IFA 2015レポート 第14回
ITが生活に溶け込んだライフスタイルを提案するソニーとパナソニック
Xperia Z5 Premiumには、パナソニック津賀社長も興味津々?
2015年09月05日 22時00分更新
Life Space UXが開く、未来の生活
一方、ソニーでは、Life Space UXの展示コーナーにおいて、新技術を使った近未来の利用シーンを提示してみせた。
同コーナーでは、4K超短焦点プロジェクター「Life Space UX」および、すでに日本で発売済みのLED電球スピーカー「LSPX-100E26J」を展示。それらのデモストレーションを行う一方、来年春の発売を予定している製品として、Life Space UXの技術を活用した「ポータブル短焦点プロジェクター」と、LED電球スピーカーの技術を活用した「シンフォニックライトスピーカー」を参考展示した。
ポータブル短焦点プロジェクターは、バッテリー駆動し、持ち運びが可能な製品で、玄関などの小さなスペースに映像を表示。家を訪れた人に対する演出や、玄関の雰囲気を変えるのに利用できる手軽なプロジェクターだ。これを使って、壁に向かって車窓の風景を映し出せば、家にいながら電車の風景を楽しんだり、天井のライティングレールに設置し、映像を天井方向に映し出し、ベッドに寝転がりながら映画を楽しむといった使い方も可能だ。
さらに次の提案として、机の上にポータブル短焦点プロジェクターを設置し、机の上に映し出された映像を、手を使って、自由に操作して楽しんだり、情報を共有するといった使い方も可能だ。
壁に書いたカレンダーの上に、ポータブル短焦点プロジェクターで映像を映し出し、予定の変更などはスマホを通じて外出先から操作して、情報を共有するといった提案も行ってみせた。
リラックスした空間を作れる音の出るランプ、キャンプなどでも便利そう
シンフォニックライトスピーカーは、円錐上のデザインを採用。上部から中央部までの広いガラス部分が振動して、360度方向に音を出すことが出来る。バッテリー駆動が可能であり、持ち運んで利用できる手軽さも特徴だ。調光が可能な中央部のライトによって、幻想的な雰囲気を作り出すこともできる。
音楽コンテンツは、Bluetoothによってスマホなどから配信できる。
「音楽を聴くというだけでなく、虫の鳴き声などを流すことで机の上からゆったりとした環境づくりを提案できる」としている。
Life Space UXでは、空間そのものを活用して新しい体験を創出するコンセプトを掲げており、今回参考展示した「ポータブル短焦点プロジェクター」と、「シンフォニックライトスピーカー」は、いずれもその商品群のひとつに位置づけられることになる。価格やバッテリー駆動時間、発売地域などについては現時点では未定となっている。
腕時計型端末など、新規領域を目指す製品も
一方、新規事業創出プログラムであるSAP(Sony Seed Acceleration Program)の展示コーナーも用意。IFA 2015の同社プレスカンファレンスで、平井一夫社長が発表したスマートウォッチ「wena wrist」など5つの製品を展示してみせた。
この連載の記事
-
第24回
トピックス
60点以上の写真で見る、欧州の家庭を彩る洗濯機やキッチン家電はこれだ! -
第23回
AV
欧州ではハイレゾと、対極的なアナログの波がじわじわきている -
第22回
AV
Technics再始動、2年目はレコードに加え、ミニマムシステムを -
第21回
AV
4K有機ELやHDRなど、各社の次世代テレビのポイントはココ! IFA 2015 -
第20回
スマホ
Xperiaシリーズ進化の序章!? Xperia Z5シリーズ誕生秘話を聞いた! -
第19回
PC
全部欲しいので日本発売お願いしますねのPC総まとめ:IFA 2015 -
第18回
PC
iPhone用の外付け1型素子カメラにiPadをSurface型にするプロテクターとか欲しすぎ -
第17回
AV
4K対応の次世代Ultra HD Blu-ray、来春3月を目指して着々と開発進む -
第16回
デジタル
LTE版のYOGA Tab 3、日本でも積極的にやりたい──レノボ -
第15回
デジカメ
360度撮影の決定版! 「THETA S」は劇的進化で弱点消滅! - この連載の一覧へ