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マイクロソフト革新の象徴、Windows 10を知る 第1回

「最後のWindows」となる?

Windows 10は、「過去最大のプラットフォーム」を目指す

2015年07月30日 17時00分更新

文● 松野/ASCII.jp

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あらゆるデバイス・アプリを包含する「One Windows」と「Universal Windows Platform」

あらゆるデバイスで共通プラットフォームが提供される「One Windows」

 Windows 10のもっとも大きな特徴は、OSがPCやスマートフォン、タブレット、Xbox、組み込みシステムなどの様々なデバイスで、共通のプラットフォームとして提供される点だ。これはWindows 10の発表当初から、「One Windows」というスローガンとともに知られてきた。

 これまでマイクロソフトは、Windows、Windows Phone、Xboxなど、デバイスに合わせた複数のOSを複数のチームが開発してきたが、Windows 10ではこれらを統合し、単一のチームが全種類のOS開発を担当することで、異なるデバイスでも共通のエクスペリエンスを実現可能なOSを提供するとしている。「Windows 10」という1つの製品ファミリーで、PC、モバイル、「Surface Hub」のような84型や90型の大画面タッチディスプレー、ARデバイス「HoloLens」などあらゆるデバイスに対応し、さらにはエンタープライズやデータセンター、IoT、ゲームといった幅広い領域をカバーすることになる。

 これに加えて、アプリケーションプラットフォームも「Universal Windows Platform(UWP)」として統一された。ドライバーなどが共通化しているため、ユーザーは様々なデバイスで統一のエクスペリエンスを享受することが可能になり、アプリ開発者は1つのアプリを開発することで、コーディングをしなくとも、異なる画面サイズや機能を持つ様々なデバイスに展開できるようになっている。

AndroidやiOSのアプリのソースコードをUniversal Windows Platformに移植できるツール「Bridge」も近日登場する

 また、Windows 10で広がりを見せるのはデバイスだけではない。2015年5月にサンフランシスコで開催された開発者向けイベント「Build 2015」では、様々なウェブ、デスクトップアプリ、AndroidやiOSのアプリのソースコードをUniversal Windows Platformに移植できるツール「Bridge」の存在が明らかにされ、大きな話題となった。

 これにより、すでに存在する膨大なアプリ資産をWindows 10のプラットフォームに取り込み、一大エコシステムを形成することが可能になる。

史上最大のプラットフォームを目指すWindows 10

 

Windows 10は、2018年までに10憶台の出荷を目指す

 一連の施策でマイクロソフトが目指すのは、Windows 10を「史上最大のプラットフォーム」に成長させることだ。同社はBuild 2015において、2018年までのWindows 10搭載デバイス出荷台数を、全世界で10億台にすると宣言している。無料アップグレードやOne Windowsの推進によるデバイスの増加、Universal Windows Platformによるエコシステムの拡大、この相乗効果で、はたしてWindows 10は過去に類を見ない巨大プラットフォームに成長し、マイクロソフトが市場のリーダーに返り咲く日は来るのか、今後の動向に注目したい。

(続く)

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